猫とワタシ

Wandering Note

創作文芸サークル『a piacere』の活動状況など

この記事のみを表示するはじめに

このブログについて

このブログでは、1次創作文芸サークル『a piacere』の活動情報を中心に、
同人誌の感想やその他雑談を、ゆるゆると綴っています。

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『a piacere(アピアチェーレ) 』
西乃まりもの運営する文芸サークル。
大阪・京都の文学フリマを中心に、本を頒布しています。

web作品置き場(カクヨム) 
気が向いたときに随時更新しています。

twitterでも、日々ぶつぶつ。

この記事のみを表示する『屍鬼』感想

本・漫画・映画

shiki.jpg

こんにちは!
今日は梅雨の晴れ間で、めっちゃいいお天気です。
日差しはきついけど、風は気持ちよくて、なかなか過ごしやすいです。
これ以上暑くならないでほしい…………(酷暑が来るのが怖い…)

さて、ここのところずっと読んでいた「屍鬼」、ようやく読了しましたーーー\(^0^)/
文庫版・全五巻。5冊とも、そこそこ分厚い感じですが、まったく長さとか中だるみとか
感じませんでした。 どの部分も削れない、必要な箇所ばかりだと分かるので。
「村」という閉じられた共同体、そこに住む村民一人ひとりの置かれた立場、それぞれの
個性、考え方の偏り、その発露としての行動と結果、そこから誘発される別の誰かの
行動…、いろんな「必然」が繋がって、小さな村にじわじわとしのび寄る「死」の蔓延、
その過程が恐ろしく緻密に、そして違和感なく描かれています。どこを切り取って
みても不自然な箇所がない。登場人物の人数が尋常でなく多く、どの人も違った
個性を持っているのですが、「分かる」もしくは「こういう人いるよね」という人ばかりで、
この多彩な人物像を捌ける作者さまの度量の深さたるや、並々ならぬものがあります。
人の内面の汚い部分をこれでもかとばかりに暴いていきますが、どのキャラもなんだ
かんだで憎めないんですよね…。
同時に、登場人物はそれぞれこの作品のなかで「役割」を負っています。個別の人間
ドラマとしてリアルであるのと同時に、彼らは作品を動かす重要なパーツにもなっている。
あくまで高度な技術でもって、難解なパズルのピースを少しずつ埋めていくような印象を
受けます。
後半は、屍鬼の側の視点も入ってきて、内容はより複雑で哲学の色が濃くなってきます。
ホラー要素も濃くはありますが、この作品の底にあるものは正義、秩序を是として生きる人の
群れの危うさ、感情に翻弄される人間の弱さ、または秩序から逃れ(あるいは弾かれ)
ながらも、自己であり続けることの孤独、絶望、そしてその先にあるもの。言葉だけでは
理解するのが難しい事柄を、ストーリーを介してきっちりと語ってゆく。その的確さ、問題に
まっすぐに切り込む逃げのない言葉。私のようにあまり観念的な話を解さない人間にも
分かりやすく書いてくれていて、そこがとても良かった。
内容的にはこれ以上ないくらい残酷な描写が続くので、万人受けしないのは分かっている
のですが、怖いのが苦手なので無理、で読まないでいるのは正直勿体無いと思ってしまう、
すばらしい作品です。
(途中から村人よろしく段々感覚が麻痺してくるしね…笑)
例えるなら、遠くから眺めてもすごい絵なんだけど、近くに寄ってよく観察してみると、
本当に緻密に書かれた人の営みが描かれている…みたいな。
マクロでもミクロでも楽しめる、そんな作品です。

……とまあ、ネタバレを避けた感想? はそんな感じなのですが。

以下は、ネタバレ含む感想というか、雑文です。
これから屍鬼を読もうと思っている方は読まないことをおススメしますw




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この記事のみを表示する今後の予定(2018年夏~)

文芸イベント関連


写真がないので、昔頂いたお花を貼っておきます♪
お花を頂いたら、一番いいときの姿を写真に撮っておくのがいいですね。
(あとから見ても楽しめるので)


ずっと目標にしていた文フリ東京が終わって、抜け殻みたいになっている
まりもです。 ここ数日、抜け殻が服を着て歩いている状態で…
そして気づけばもう5月半ばだし…。 テキレボに向けて準備しないとな…

…などと思っていたのですが。色々考えてみたら、自分の今後の予定が
無謀すぎてこなせないことに気づいたので、今後のサークル活動の予定に
ついて整理してみました。


次回のイベント参加は7/16日(月祝)・テキレボ7になります。
委託参加になりますので、本だけが会場入りする形になります。
主催さまには色々とお手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

摘み草の薗』 
空気をソーダで割る方法
旅の恥切り貼り帖 時効ですよ!』 
の3作品を委託出品させていただきます。
カタログはこちらになります! 
気になる作品がありましたら、一度覗いてやってください。よろしくお願いします!!

テキレボ恒例のテーマアンソロジー企画には、既に投稿済みです。
今回は、熊本を舞台にしたお話で参加しています。
本当は、この熊本シリーズで横長小冊子を作ろうと思っていたのですが、
そっちは間に合いそうにないので、また後日ゆっくり書いてみようと思って
います^^;
ちなみに、今回のアンソロジーのテーマは「海」です。
そう…熊本の海といえば…皆さんもうお分かりですよね!?!???
公開されたら、ツイッターでお知らせしようと思いますので、良かったら
覗いてやってくださいませ(^∀^)

このテキレボというイベントは、参加者さまが色んな自主企画を立ち上げて
いらっしゃっるので、私もいくつかの企画に参加させていただく予定です。

↓以下、参加させていただく企画さまのご紹介
(ざっくりすぎる説明でホント申し訳ないです…汗)

花マップさま
「花」が印象的に登場する作品を集めてマップにするという企画です。
私は『摘み草の薗』で参加させていただきます。
この作品にはいっぱい植物が出てきますので、参加しないと嘘やろ??
という気持ちで応募させていただきました(Ф∀Ф)


現代ファンタジーマップさま
文字通り、「現代」を舞台にしたファンタジー作品を集めてマップを作る企画です。
こちらも『摘み草の薗』で参加させていただいています。
現代ファンタジー? うちの新刊、まさにそれやん? 参加しないと嘘やろ!?
という気持ちで応募させていただきました(Ф∀Ф)


優男マップさま
文字通り、「優男」が登場する作品をあつめてマップを作る企画です。
私は『空気をソーダで割る方法』という作品で参加させていただきました。
武藤という名前の優男をエントリーしております。
『空気ソーダ』にまりも一押しの優男がいてるやん!??参加しないと
嘘やろ!?!? という気持ちで登録させていただきました(Ф∀Ф)


また、いつもお世話になっている300字企画さま主催の
300字SSポストカードラリー」には参加させていただこうと思っています。
テーマは「時計」。
一応、文章はこれにしようというものはあるのですが、文面デザインなどが
まだ真っ白な状態なので、何とか形にできるようにこれからがんばります。

…とまあ、色んな企画で彩られる楽しいイベント、それがテキレボ。
委託参加ではありますが、私もそんな楽しい雰囲気を味わえたらいいなと
思っています♪♪

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さて、その後の活動についてですが。

9/9、文フリ大阪には出店が確定しています。
本当なら、テキレボ合わせで横長冊子を出して、そのまま大阪に
突入しようかと思っていたのですが、横長本の予定が消えたので、
大阪合わせで過去の短編の再録集が出せたらいいなと思っています。
また目処が付き次第お知らせするつもりではありますが、
収録予定の三つの短編の中の一つが、全面書き換えの憂き目に
遭うことになり…(汗) その進捗次第で新刊の有り無しが決まる
と思われます。。
(間に合わない可能性も大いにあります_:(´ཀ`」 ∠):_)

そこから先は、まだ何も決まってない企画とか(それを企画と呼ぶのかと
は突っ込まないで欲しい…)、今回横長本になりそこねた熊本シリーズ
のあれそれを本に纏めたい欲望とか、「時効ですよ」の続編をどっかに
ねじ込みたい!!とか、桧山シリーズの続きを書かなきゃ忘れられるん
じゃ!!?? などなど、書きたいネタだけはいっぱい抱えていますので、
また順次コツコツと形にしていけたらいいなぁと思っています。


とりあえず直近の課題は、テキレボ合わせのポスカ製作ですね…。
いい加減正式に申し込めたらと思っています~(参加するする詐欺に
ならないよう気をつけねば_(┐「ε:)_)


というわけで、ぼちぼち次に向けて動いていこうと思います。
各種イベントにご参加予定の皆様、どうぞよろしくお願いします♪♪


この記事のみを表示する第26回文学フリマ東京、ありがとうございました!

文芸イベント関連


こんにちは!
GWもあっという間に過ぎ去っていきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

連休最終日に開催された第26回文学フリマ東京、無事に終了しました!
お立ち寄りくださった皆様、本当にありがとうございました!!!

tokyo2018.jpg
↑今回はこんな感じで置いてみました~
 ポスターは結局刷りませんでした。
 吊り下げているのは、表紙カバー(現物)ですw

3年ぶりの東京(多分) ということで、鼻息も荒く乗り込んだ(?)のですが、
いろんな人がフランクに話しかけてくださって、とても楽しかったです~!
(おしゃべり大好きなので、遠慮なく話しかけてやってください…!!)

お久しぶりな皆様にお会いできたのが何より嬉しかったです。
ツイッターでちょこっと接したことのある程度の方にも、てんぱって勝手に
名乗ってしまいすみません…(汗) 名乗るほどのものでもないのに…。
ネットでひとさまの呟きを拝見して、勝手に知った気になるのも考えもの
やなーと^^; 
色々落ち着きなくてすみませんでした。行く先々で丁寧に対応していただき
嬉しかったです。ありがとうございました!!

本もたくさん手に取っていただけました…(((;∀;)))ヒエエエエ…アリガテエ…
気に入っていただけたらいいけど……。どうだろう……(ぶるぶる)
(特に新刊。初めて出すものは皆様の反応がまったく分からないので)
 
アアアアーーーーーめっちゃ緊張するなあああっ!!!!!(←心境吐露w)

そういえば、新刊について「文庫サイズのほうがよかった」とのご意見を頂き、
アーッてなりました^^;
確かにね…文庫のほうが持ち運びにはいいかもしれませんね。
絵を大きく印刷したかったのでA5にしてみたのですが、文庫版で作っても
かわいくできたかもしれません。私も見てみたいような気がします(笑)
(でも、増刷するとしてもA5になります…カバーとの数の兼ね合いで)

今回は撤収時間が早く、なるべく来てくださるかたと直接お会いしたかった
のもあって、あまりゆっくり会場を見ることができませんでした。
ツイッターにも書いたのですが、出来るだけ事前にチェックしてから回りたいので、
カタログに作品登録する方がもうちょっと増えてくださったら(私がw)助かります。
お忙しい中、紹介文を考えたり、書影の準備などをするのは大変だとは思うの
ですが、サークル参加されるみなさま、是非ともご登録、よろしくお願いします。
(できれば書影も上げてくだされば…! わがままですみませんっ)

思えば、初めてサークル参加したイベントは文フリ東京でした。
ここでしかお会いできない方もいらっしゃるので、また時々参加できたら
いいな~と思っています。
本もたくさん手に取っていただき、本当にありがたかったです(;∀;)
気に入っていただけるか分かりませんが、良かったら読了報告をぽんと投げて
くださったら嬉しいです~。

最後に、謝辞を。

終日一緒にいてくれたF子さん、
(お付き合いは四半世紀越え。イベントとは縁のないカタギの友人です)
十年近く会っていなかった彼女に、帰省先からの帰路、直接羽田空港から会場入り
してもらい、売り子から撤収作業まで、色々と手伝っていただきました。 
めっちゃ助かりました、ありがとうございます~~!!!!
(すごくてきぱきこなしていただき、感謝しかないです…私より梱包うまかった…)

ちなみに、このF子さんは、多分次回の「時効ですよ!」(発行時期は未定)に
ちょこっと登場します(笑) 
(冊子掲載の了解を本人から得られたので、ちょっとほっとしました~笑)

柳田さん、杉背よいさん、なのりさん 
お越しくださりありがとうございました!!
偶然にも、ヒトガタリのメンバーが四人揃いましたw 思えば3年前の東京でアンソロを
作ろうって話になったんですよね~。懐かしい…!!!

いつもイベントでお会いするみなさま、今回も楽しいお話をありがとうございます!
(分かりますよね!!??? そうです貴方のことです…!)

宮本小鳩さん、今回も東京でお会いできて嬉しかったです♪

そしてそして、お声を掛けてくださった皆様、
本をお買い上げくださった皆様!!!
本当にありがとうございました~~(;∀;)

やっぱり文フリ東京、いいなぁ。大好きです。
また参加したいと思いますので、次回もどうぞよろしくお願いします!!


mtfuji2.jpg
↑おまけ。朝の富士山。
帰りは寝てしまって見られませんでした^^;

この記事のみを表示する第26回文学フリマ東京に参加します!!

文芸イベント関連

osinagaki-2018tokyo.jpg


このあいだ、新学期が始まったと思ったら、もう四月後半とか…(うそだ…)
びびりながらの幕開けとなった平成30年度ですが、今のところ何とか生き延びています。
今までより2時間早起きになりましたが、その分ちょっと朝の時間に余裕が生まれる
ので、慣れてしまうとむしろこっちの生活パターンのほうがいいような気がしてきました。
早寝早起きって、いいもんですね。

と、いうわけで私のGWのメインイベント!!!
5月6日(日)開催第26回文学フリマ東京のお知らせに伺いました~~~\(^∀^)/

おしながきは上のようになっています。
前回で頒布終了したものが多いので、今回は上記のものがメインです。
あとは無料配布のものや、300字SSさまのチラシなどを持っていきます。
(お気軽に貰ってね!!!)

文フリのwebカタログに、各作品の詳細がありますので、気になるものがありましたら、
チェックしてやってくださいませ~~!! よろしくお願いしますm(_ _)m


以下は、今回初めて頒布する新刊についてのお話です。


**********


今回の新刊は『摘み草の薗』というタイトルの作品になります。
コレを書くに至った経緯は色々あるんですが、真っ先に特筆すべきは、
「キダサユリさまに絵を描いてもらいたい!!!」という思いが先にあって
出来た企画、という点かもしれません。
ちょっとしたきっかけがあって、キダさんに次回作の表紙と挿絵をお願い
したのですが(死ぬ気で原稿がんばるって宣言しました確か…_(┐「ε:)_)
当時、内容はまったくの白紙だったという…………。バカかな…。
キダさんの絵が好きすぎたので飛び込んじゃいました。
その場の勢いだけで生きている人間なので、大体いつもこんな感じです_(:D」L)_
よく引き受けてもらえたなぁ。。
(社会的良識のあるみんなは、ちゃんと企画を立ててから依頼しようね!!)
キダさん、ほんまにありがとうございます……(;_;)

そんなわけで、当初はキダさんの絵に合う企画を、と考えていたのですが、
そんな器用なことはなかなかできず、結果、完全にまりも汁150%みたいな
作品になってしまいました^^;
しかも、最初お願いしたときから、色々あって一年半が経過してしまったという…。。。
キダさんには本当に長い間お付き合いくださり、すばらしい絵を描いてくださり、
ありがとうございました(((;∀;)))
私にとって、墓場まで胸に抱いて持っていきたい、特別な一冊になりました(←言い方)

で、『摘み草の薗』の内容についての話なのですが。

一つには、自分の過去作品である『記憶の棲む森』という作品に登場する
龍樹と実花という登場人物の周辺について、もっと掘り下げて書きたかったということが
あるのですが、もう一つは、当時旅先で入手した「宮川村のくらしと薬草」という本が
面白すぎて、この本から着想を得たアイディアを形にしたかった、ということがあります。

「宮川村のくらしと薬草~伝承と体験~」は、三重県の宮川村教育委員会が発行
している本です。地元宮川村一帯の人々に話を聞いて、過去の暮らしぶりや、薬草を使った
民間薬、家庭療法などについての話を詳しく記録した内容になります。
私が家族で時々訪れる旅館の部屋になぜかぽんと置いてありまして、何気に手に取った
その内容があまりに面白かったので、思わず売店で購入して帰りました。
(だって猿の頭の黒焼きの作り方とか載ってるんだもん…ッ)
そののち、松阪市で「本草学者」についてのタイムリーな展示を見に行く機会もあり、
そういうところから着想を得たものも含めて、話をふくらませて書いたものが
『摘み草の薗』という作品になります。

上の要件を融合させ、且つ、キダさんの絵にも合う内容の作品に…できたかは謎なのですが、
表紙だけでなく、作中に描いていただいた三枚の挿絵もとても雰囲気のある素敵なものに
なっています。
3枚ともそれぞれ雰囲気が違っていてとても味わい深い作品ばかりです。
是非そのあたりも見ていただけたらなぁと思います。

ストーリーについては、とりあえず読んでいただければ、と思います。
(注: 猿の頭の黒焼きは登場しません^^;)
ちょっと独特な内容なので、万人受けはしないかも(??)…
どうだろう…正直、反応が予想しづらいところがあるのですが、
面白く読めるのが一番だと思って書いています。今回の作品は特に、
自分の感覚に頼って書いているので、ふわっと楽しんでいただけたら嬉しいです。

とにかくカバーが最高に美しい本になりましたので、是非、会場でじかにご覧に
なっていただければと思います!!!

東京のあとは、7月16日のテキレボ7で委託頒布、9月9日文フリ大阪で直接頒布する
予定です。

まずは! 東京です!! 久しぶりの関東遠征、ドキドキするなぁ。
毎年行けるわけではありませんので、良かったら、遊びに来てくださると嬉しいです^^

アッ、言い忘れていましたが、
連休最終日のため、午後4時前には撤収させていただきます。
日帰り強行軍で今回も行くので、、ヘタレですみません。
午後3時までは確実にいますので、それまでにお越しいただければ幸いです。


ではでは、当日がとても楽しみです。万全の体調で臨みたいと思います。
文フリ東京にご参加のみなさま、どうぞよろしくお願いします~(*´∀`*)