猫とワタシ

Wandering Note

サイトのお知らせ&雑談中心です。

この記事のみを表示する折本データ公開しました!

更新状況

orihon-netprint.jpg


先日参加させていただいた折本フェア(感想ツイートなどのまとめはこちら)、
とても楽しかったです。ありがとうございました!!

折本やツイノベの世界はこれまで全然知らなくて、ああ、こういう表現方法も
あるのだな、と、すごく勉強になりました。
紙一枚で作品を共有できる手軽さとか、コンビ二プリントの機能を駆使して
全国規模の催しを行うとか、アイディアが素晴らしすぎます…!
ぼーっとしていて、何枚出力されていたのかもチェックしないまま期間が
終わってしまったのですが、ご感想もいくつか頂くことができて、とても
嬉しかったです(*^∀^*)
コンビ二までご足労くださり、ありがとうございました。
読んでくださったみなさまに、改めてお礼申し上げます。


ところで、配信期間を逃してプリントできませんでした、とおっしゃって
くださる方が何人かいらっしゃるので、これを機会に、自サイトの小説置き場に、
「しーちゃん」のPDFデータを置いておきました。
ただデータを眺めるだけでも十分内容は分かりますし、ダウンロードして
A4で印刷すると、上の写真のような折本を作ることができます^^
小学校低学年でもすらすら読める、ごく簡単な文章で書いた物語です。
読書嫌いなお子さまに、ためしに一冊いかがでしょうか…!
(あまり道徳的な内容ではないので、その点だけご了承くださいませ 笑)


ご興味持ってくださった方は、こちらから覗いてみてくださいね^^

どうぞよろしくおねがいします♪♪






この記事のみを表示する第三回文フリ大阪感想文その3

文芸イベント関連

秋も深まり、イベントラッシュな今日この頃ですが、文芸クラスタのみなさま
いかがお過ごしでしょうか…!
今日はくまっこさまの2作品についての感想をお届けします♪♪


kumakkosan.jpg
わー写真撮るの下手ですみません~;;

象印社 くまっこさま
『千古草の巫女』 『綺羅星と星屑』


今年秋の文フリ大阪で、くまっこさまのアンソロジー本2種をお預かり
したのですが、そのときに一冊ずつお願いして同梱していただくという
超裏技を駆使してゲットしました~\(^0^)/
どちらも手製本の、とってもすてきな本です。
特に千古草の巫女は、手製本とは思えない仕上がりで><
カバーの紙質とか、中表紙も綺麗なカラー印刷とか…
完全にプロの仕業ですよねこれ…(ぶるぶる)
裏表紙に使われていたお花の柄も、内容にぴったりで。
毎度毎度すごすぎですほんと…!
自分の本を製本してもらえるのなら、お願いして、お代金払って製本依頼
したいぐらいであります~><

内容についても、どちらの作品も楽しませていただきました♪
敢えて二つの本を混ぜて感想を書かせていただきます^^

くまっこさんのお話は、短編作品が多いのですが、内容のスケールが大きく、
設定がユニークで、色んな物語の可能性を感じさせられるところがすごく
好きです。
たとえば、『綺羅星と星屑』に収録された『星を渡る風待ち』という物語は、
地上の気温が高くなりすぎたため、人々は高い塔をたくさん作って、その
上で暮らし始めた、という設定なんですが、その設定だけでめちゃくちゃ
楽しい世界が広がりますよね。
風を利用して塔と塔の間を移動するとか、素敵過ぎる…!
あと、これはこれまで読んできたくまっこさんの作品全般を通して思うのですが、
登場人物がままならない何かに立ち向かうとき、それは個人対個人の闘い
ではなくて、大きな権力だったり、抗えない運命だったり。そういうものとの
対峙を描くものが多いように思います。
つまり、個人は悪とはならないんですね。 案外、対権力のようなお話を
短編で書くのは難しくて(前提となる世界観を作ったり、読者に説明するのが
まず大変だし^^;)そういうお話は長編になる事が多い気がするんですが、
そこをくどくもなく、さらっと短編で表現してくれる手腕がすごいなぁと思います。
そしてそれが、短くあくまで優しいトーンの物語の中に、深い奥行きを与えて
くれていると思います。
個人としての悪人が出てこないところは、すごくくまっこさんらしいというか、
お人柄なんだろうな~、とも思います^^
『千古草の巫女』や、短編集の表題作になっている『綺羅星と星屑』にはそう
いう長所が特によく表れているし、それはまた、私が参加させていただいた
アンソロジー本『ぼくたちのみたそらはきっとつながっている』の企画趣旨の
世界観などにも繋がっていて、個人本のみならず、くまっこさんの企画力の
高さの一因となっているような気がします。

細やかで美しく、奥深い設定の中に、静かに強く人を愛する心を持っている
登場人物の生き様が描かれていて、それが切々と心を打つんですよね…;;
毎度毎度、心が洗われる気分になります。
以前にもツイッターでちょっと呟きましたが、子供の頃に読んだちょっと昔の
日本の童話のような、寂しくて切なくて優しくて貴い、あの懐かしい感覚を
思い出させてもらえます。

どの作品も短い時間で読みきれる、だけどしみじみと胸に迫る、すてきな物語
ばかりです。
くまっこさんのサークル「象印社」さまは、直近のイベントでは、11月23日の
東京文フリにも出展されます(1階/D-11・12)ので、参加されるご予定の方は、
是非是非くまっこさんの作品をお手に取ってみられてくださいね^^

(あっ、ちなみに私の新刊本もくまっこさんのブースに置いてくれていると思います…
ついでにでも、ちらと覗いてみてくだされば幸いです…^^;)

この記事のみを表示する第三回文フリ大阪感想文その2

文芸イベント関連

感想第2弾ですよー!
今日は『こんぽた。』さまの2作品をお届けします!

※いつも感想関連の記事に拍手ありがとうございますー(ノ∀;)
 ↑最近書けていませんでしたが、毎回とっても嬉しいです…!!


*******

世津路章さま著
八奈結び商店街を歩いてみれば―夏やで!―

yanareba.jpg

読みました\(^∀^)/

私は元々、大阪にある昔ながらの商店街を訪ねることが好きで、北区で
会社勤めをしていた頃には天神橋筋の商店街などをぶらぶらしたり、
東成区で勤めていた頃には、大阪の「極み」みたいな小さな商店街を
散策する機会もあったのですが、この作品の舞台となる「八奈結び
商店街」は、そういう大阪の「超下町」の雰囲気が漂っています。
今は全国的にシャッター街が増えてしまい、商店街好きにはなかなか
寂しい時代になりましたが、八奈結び商店街は、寂れているわけでもなく、
昔ながらの人の繋がりが強く、まだまだ現役バリバリです。人情がいっぱい
詰まってます。
実際、大阪という土地は、他の地域に比べると、商店街が生き残りやすい
地域のような気がします。

ちなみに、「八奈結び商店街」という名前の由来が気になっています。
八=大阪府八尾市、奈=奈良市で、そこが「結ばれ」ているので
きっと八尾~奈良あたりの地域にある商店街という設定なのかもしれ
ない…っ!とか、どうでもいい想像をしつつ読みましたw
(多分関係ないと思う 笑) 
まだ微妙に気になっているので、機会があれば、名前の由来を作者さま
にお聞きしてみたいですw

この本は、同じ商店街に住む小学生~10代の若者5人をそれぞれ主人公
にした5つの短編と、番外編+黒猫ちゃんのSS+吉本新喜劇についての
コラムという豪華編成でできています。どの作品もコミカルで読みやすく、
とっても面白かったです!
主人公5人それぞれの個性が際立っていて、どの子もすごく魅力的でした。
彼らが商店街のコミュニティの中でそれぞれに役割を持っていて、一人ひとりの
存在がみんなを幸せにしている図式がきちんと描かれているので、読んでいて
幸せな気分になります。
これは、共同体の理想的なカタチだなーと…。
今はなかなか、こういう人間関係を結ぶことが難しい世の中になってしまった
なぁ…と、懐かしさと、憧れにも似た気持ちになりました。
コラムに書かれていた「吉本新喜劇」のような人情の世界や、人との強い繋がりの
中に、うまく行かない浮世の怖さや辛さもしっかりと描かれていて、楽しいだけでは
ない日々の厳しさも盛り込まれています。けれど、最後は明るく楽しく締めてもらえる
ので、読後感がすごくいいです。
世津路さんの描く物語には、そういう明るい希望というか、愛が溢れていて、そういう
ところにすごく元気をもらえます。
それは、単にありもしない夢を描くんじゃなくて、色んな暗い面も踏まえつつ書いて
くださっているからこそ、心に響くというか。
この作品を読んで、そういうことを思いました。

吉本新喜劇に関するコラムも、すごく面白くて納得でした!
そうそう、気だるい土曜の昼下がりに何となくテレビをつけたらやっているん
だよね…そして、やってたら何となくそのまま見ちゃうんだよね…
そして長年見続けた結果、いつの間にか、出てる芸人さんが他人とは思えなく
なってるんだよね…(笑)
本編の小説については、どれもよかったけど、個人的には第3話が印象的でした。
女子たちの繊細微妙な心情にすごく共感。
女子高生なんて、すっぴんが一番綺麗なのに…隠すところなんてどこもないのに…と
常日頃から思っていますw
(でもそのことに気づくのは、大抵おばちゃんになってからなんだよね…笑)
なずなちゃんもユキちゃんもどっちも可愛いよー!と言ってあげたいです。

関西の言葉も大好きなので、そういう点でもいっぱい堪能させてもらいました!
次はどんなお話が出てくるのかな。商店街のみんなの今後の成長を、これからも
楽しみにしています~(^∀^)


********

世津路章さま編
『おなかがすいて眠れぬ夜に』

orenogurume.jpg

今夏、七月~九月という長期間、世津路さんがツイッターを通して企画してくださった
『掌編俺のグルメFES』の一環で発行された、グルメアンソロジー本です。
「俺のグルメ」をテーマに、総勢48名の300字掌編を集めた内容になっています。
表紙もすごくかわいいし、中も凝っていて、読みやすくレイアウトしてくれています。
そして、たくさんの参加者のグルメストーリーが一度に堪能できる贅沢な本です。

300字でグルメってどう書けばいいのか、最初は分からなかったのですが、
みなさんが書かれた作品が本当に多様で、すごく面白かったです。
ただひたすらに美味しそうなもの、とある出来事や風景に溶け込んだ食べ物、
SFジャンルでは生きるための「食」とか、「味覚」とか。
普通の日常から宇宙規模まで。そんな幅広いグルメの世界を堪能させてもらえます。


今回、この企画に色々と参加させてもらって、「食」は万人が共有できる、
普遍的で面白いテーマだなぁと実感しました。「食べ物が美味しい=幸せ」は
すべての人に共通しますもんね…!これほど楽しく人と共有できるテーマって
なかなかないかもしれません。
自分がものを書く上で、これまで以上に「食べる」という場面を大事にしていきたいな、
と思わせてくれた、貴重な体験でした。

しみじみするものから、ドキッとするもの、くすっと笑えるものまでさまざまな作品が
載っています。自分はどんな食べ物が好きかな?と思いながら、ページをめくって
みると、楽しいんじゃないかな~、と思います♪


******

【ついでにちょこっと宣伝です♪♪】

上記2作品は、11月15日コミティア東京、11月23日文フリ東京などで頒布予定です。

また、11月15日のコミティアでは、世津路さんのサークル『こんぽた。』さまにて、
『ほほえみの飯テロばくだん』が無料配布されます!
こちらは、『掌編俺のグルメFES』の参加者が制作した、グルメ関連作品を含む
無料誌を集め、一緒に袋詰めして配るという企画です。
私もこの企画に参加させていただきましたー^^
色んな方々の飯テロ作品が、無料で手に入る絶好の機会になっていますので、
コミティアに行かれるご予定の方は、世津路さんのサークル『こんぽた。』さまを
是非のぞいてみられてくださいませー(´∀`)ノ



この記事のみを表示する第三回文フリ大阪感想文その1

文芸イベント関連

11月ですね!!!!!!\(^0^)/
あと2ヶ月で今年も終わりとかほんまですか…_(:D」┌)_
年始に引いた禍々しいおみくじ結果の期限(一年間有効が自分の中のお約束w)が
切れるのを願う一方、時の流れが速すぎて恐ろしいです…
溜まっていくのは脂肪のみとか…つら…ぃ…><

…さてさて。
そんなどうでもいい話はさておき、感想のおはなしです!!!
文フリ大阪も終わってしまって久しいですが、シルバーウィーク以後、どうも調子が上がらない
まま今に至っています^^;
せめて、大阪でゲットした本の半分ぐらいは、感想を上げて行けたらいいな…と思ってます。
大阪では勢いづいて分厚いアンソロ本なども買っちゃったんですが…全作品に感想をつけるのは、
ちょっときついかなぁ。ブログ、もしくはツイッターなどで、気が向いたらちょこちょことは書くかも
しれません。


第一回目は、冬青さまの『女の愛と生涯』と、闇擽さま編の掌編集『シメ・シ・アワセ』
の2冊についてお届けします~♪

 
冬青 あずみさま
『女の愛と生涯』

kansou2015-1.jpg

歌姫百合シリーズの完結後に出された番外編になっています。
レシカの婚約者アルノルト目線のお話です。

まず本の表紙が…!とっても素敵です(*^^*)
絶妙な黄の色彩と、紙の手触りがすごく好きでした!!

タイトルは、シューマンの歌曲から取ったものだったんですね。
歌を習ってる(最近はさぼってます…)割に、クラシックの歌曲には
まったく明るくないので、読んでみて初めて理解しました^^;
主役のアルが歌が好きな人であるせいか、番外編のほうが本編よりも
クラシック音楽に関する言及が多く、作品との関連も深く作ってあって、
そういうところもすごく面白かったです。
アルとレシカは婚約者同士なんだけど、作中でアルが自ら使っていた
「同士」という言葉がぴったりな関係のように見えて、会話が甘くない
ところがすごく好きでした。
あずみさんの作品に出てくる、本当はすごく色んなものを心に秘めている
のだけれど、表に出さないように抑えている人、がすごくいいなぁと思います。
自分が傷つきたくないという自己保身の気持ちがありつつも、それよりももっと奥に、
相手を傷つけたくない、大事にしたいという気持ちの存在が感じられて、そこがすごく
尊いなぁ…と(*^^*)
…とはいえ、本人はそういうことに無自覚で、どっちかというと自意識のほうに捕らわれて、
自分で自分を傷つけちゃうことが多いんですけど、読者はその先にある愛情のほうを
感じ取るので、そういう不器用さが切なくて、掛け値のない強く純粋な愛情を持つ
キャラの魅力に引き込まれてしまうのではないでしょうか!!
こういう風に人に愛されたい、愛したい、という究極の憧れの形のように見えて、
そういうものが美しい筆致で表現されているところが、このシリーズが多くの人に
愛される所以なんじゃないか、と思いました。

レシカがアルとやりとりしていた手紙にはどんなことを書かれていたのかとか、
例の絵本ができた背景とか、レシカのジラに対する思いとか、本編では書かれて
いなかった細部についてもよく分かって、そうだったのかー、と思いつつ、同じ
時系列で書かれている本編シリーズの2作目『愛の夢』のほうを読み返して、
同じ時間の流れをジラ目線で読み返し、うぐぐぐ(←言葉にならない 笑)って
なりつつ、同じ物語にもう一度出会えたような、嬉しい気分にさせてもらいました~♪

番外編として、単独で一冊の本として出してしていただいて、とてもよかったと
思います! 廉価での頒布にあずみさんの男気(?)を感じました;;
ありがとうございました~~! 


***************


闇擽さま編
『シメ・シ・アワセ』

kansou2015.jpg

テーマが『奇祭』の掌編集です。
主催の方が怪談畑の方で、参加されている皆さんもそういう作品を書かれる方が多いのか、
怖かったり怪しかったりする内容のものが多かったです。
近頃は自分でも掌編を書く機会がちらほらとあるのですが、この作品集を読んで、
なるほど掌編ってこんな感じなんや…!と、改めて知ることができたような気分です^^;
私はつい、お話には筋があってオチがないと…と思ってしまうタイプなんですが、
そういう先入観をぶっ壊してくれるというか、そういうんじゃないんだな、と思わせて
もらえる貴重な機会をいただけた気がします。
使われている言葉の妙、シチュエーションそのものの奇妙さ、敢えて書かないで
読者の想像で物語を補完してもらう楽しみ、その空白の持つ余韻、などなど。
長編を書くときには、どちらかといえば作品のスパイスやエッセンスとして見られ
がちな様々な要素を前面に持ってきて、そういう各人の持ち味を素直に自由に楽しむのが、
掌編の面白さなのかもしれないなーと思いました。

みなさんの持つ発想やイメージがすごくて、どの作品も面白かったです。
ひとつひとつの詳細な感想については、書きにくい作品が多いので割愛しますが
(言葉というよりイメージから直接訴えかけてくるような内容が多く、心がすごく
ざわつくんですが、それを的確に言葉にするのがとても難しくて…>< すみません!)
硬派でしっかりしたものを書かれる執筆陣で固めてあるという感じがすごくしましたので、
掌編がお好きなかたにはとてもオススメの冊子だと思います~!!