猫とワタシ

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創作文芸サークル『a piacere』の活動状況など

この記事のみを表示する第三回文フリ大阪感想文その1

文芸イベント関連

11月ですね!!!!!!\(^0^)/
あと2ヶ月で今年も終わりとかほんまですか…_(:D」┌)_
年始に引いた禍々しいおみくじ結果の期限(一年間有効が自分の中のお約束w)が
切れるのを願う一方、時の流れが速すぎて恐ろしいです…
溜まっていくのは脂肪のみとか…つら…ぃ…><

…さてさて。
そんなどうでもいい話はさておき、感想のおはなしです!!!
文フリ大阪も終わってしまって久しいですが、シルバーウィーク以後、どうも調子が上がらない
まま今に至っています^^;
せめて、大阪でゲットした本の半分ぐらいは、感想を上げて行けたらいいな…と思ってます。
大阪では勢いづいて分厚いアンソロ本なども買っちゃったんですが…全作品に感想をつけるのは、
ちょっときついかなぁ。ブログ、もしくはツイッターなどで、気が向いたらちょこちょことは書くかも
しれません。


第一回目は、冬青さまの『女の愛と生涯』と、闇擽さま編の掌編集『シメ・シ・アワセ』
の2冊についてお届けします~♪

 
冬青 あずみさま
『女の愛と生涯』

kansou2015-1.jpg

歌姫百合シリーズの完結後に出された番外編になっています。
レシカの婚約者アルノルト目線のお話です。

まず本の表紙が…!とっても素敵です(*^^*)
絶妙な黄の色彩と、紙の手触りがすごく好きでした!!

タイトルは、シューマンの歌曲から取ったものだったんですね。
歌を習ってる(最近はさぼってます…)割に、クラシックの歌曲には
まったく明るくないので、読んでみて初めて理解しました^^;
主役のアルが歌が好きな人であるせいか、番外編のほうが本編よりも
クラシック音楽に関する言及が多く、作品との関連も深く作ってあって、
そういうところもすごく面白かったです。
アルとレシカは婚約者同士なんだけど、作中でアルが自ら使っていた
「同士」という言葉がぴったりな関係のように見えて、会話が甘くない
ところがすごく好きでした。
あずみさんの作品に出てくる、本当はすごく色んなものを心に秘めている
のだけれど、表に出さないように抑えている人、がすごくいいなぁと思います。
自分が傷つきたくないという自己保身の気持ちがありつつも、それよりももっと奥に、
相手を傷つけたくない、大事にしたいという気持ちの存在が感じられて、そこがすごく
尊いなぁ…と(*^^*)
…とはいえ、本人はそういうことに無自覚で、どっちかというと自意識のほうに捕らわれて、
自分で自分を傷つけちゃうことが多いんですけど、読者はその先にある愛情のほうを
感じ取るので、そういう不器用さが切なくて、掛け値のない強く純粋な愛情を持つ
キャラの魅力に引き込まれてしまうのではないでしょうか!!
こういう風に人に愛されたい、愛したい、という究極の憧れの形のように見えて、
そういうものが美しい筆致で表現されているところが、このシリーズが多くの人に
愛される所以なんじゃないか、と思いました。

レシカがアルとやりとりしていた手紙にはどんなことを書かれていたのかとか、
例の絵本ができた背景とか、レシカのジラに対する思いとか、本編では書かれて
いなかった細部についてもよく分かって、そうだったのかー、と思いつつ、同じ
時系列で書かれている本編シリーズの2作目『愛の夢』のほうを読み返して、
同じ時間の流れをジラ目線で読み返し、うぐぐぐ(←言葉にならない 笑)って
なりつつ、同じ物語にもう一度出会えたような、嬉しい気分にさせてもらいました~♪

番外編として、単独で一冊の本として出してしていただいて、とてもよかったと
思います! 廉価での頒布にあずみさんの男気(?)を感じました;;
ありがとうございました~~! 


***************


闇擽さま編
『シメ・シ・アワセ』

kansou2015.jpg

テーマが『奇祭』の掌編集です。
主催の方が怪談畑の方で、参加されている皆さんもそういう作品を書かれる方が多いのか、
怖かったり怪しかったりする内容のものが多かったです。
近頃は自分でも掌編を書く機会がちらほらとあるのですが、この作品集を読んで、
なるほど掌編ってこんな感じなんや…!と、改めて知ることができたような気分です^^;
私はつい、お話には筋があってオチがないと…と思ってしまうタイプなんですが、
そういう先入観をぶっ壊してくれるというか、そういうんじゃないんだな、と思わせて
もらえる貴重な機会をいただけた気がします。
使われている言葉の妙、シチュエーションそのものの奇妙さ、敢えて書かないで
読者の想像で物語を補完してもらう楽しみ、その空白の持つ余韻、などなど。
長編を書くときには、どちらかといえば作品のスパイスやエッセンスとして見られ
がちな様々な要素を前面に持ってきて、そういう各人の持ち味を素直に自由に楽しむのが、
掌編の面白さなのかもしれないなーと思いました。

みなさんの持つ発想やイメージがすごくて、どの作品も面白かったです。
ひとつひとつの詳細な感想については、書きにくい作品が多いので割愛しますが
(言葉というよりイメージから直接訴えかけてくるような内容が多く、心がすごく
ざわつくんですが、それを的確に言葉にするのがとても難しくて…>< すみません!)
硬派でしっかりしたものを書かれる執筆陣で固めてあるという感じがすごくしましたので、
掌編がお好きなかたにはとてもオススメの冊子だと思います~!!