猫とワタシ

Wandering Note

創作文芸サークル『a piacere』の活動状況など

この記事のみを表示するPrincessTutu祭り 2020

本・漫画・映画

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こんにちは!
昨年夏にプリンセスチュチュのBlu-rayBOXを購入していたのですが、
本を作っている最中だったので、終わってから観ようと思い、今まで
我慢しておりました… が、ついにこのたび全話視聴しましたーーー!!
画像は綺麗だし、特典映像満載+使用楽曲のCD、さらに
全話脚本集と曲目解説+その他盛り盛りな冊子までついていて、
本当に最高ですーーーーーー!!!!!!
結構お値段はするけど、ファンの方は絶対に買う価値あると思うので、
まだお手に取っていない方は是非ご検討ください~~!!!(*´∀`*)

というわけで、今日は今回見た感想…、ではなく、自分なりの鑑賞メモを
残しておきます。
細かいことを書き始めるときりがないので、大枠しか書かないです。
感想となるとなかなかネタバレ不可避なので… 難しいよね。。。

―――――――――――――――――

というわけで。
まず『プリンセスチュチュ』とは何ぞや?というところから。

ある日、あひる(文字通りの鳥のあひる)は悪い大鴉を封印するために
心を失った王子さまを見つけます。虚ろな表情の彼を助けたいと願う
あひるの前に、ドロッセルマイヤーという謎の爺さんが現れて、
王子を助けたいなら人間にしてあげようと、魔法のペンダントを
渡すのですが……。

という、ほんとに御伽噺のような筋書きからストーリーは始まります。
あひるは、金冠町という城壁に囲まれた町の学校でバレエを習う女の子
となり、同じ学生として過ごす王子(みゅうと)に「プリンセスチュチュ」に
変身して心のかけらを戻していきます。

さて、この城壁に囲まれた『金冠町』。これが壮大な物語の仕掛けなんですね。
『金冠町』=「物語の内側の世界」。
そこは、現実と虚構が入り混じる町です。
あひるが通う学校(音楽科や美術科もあるらしい)には、アリクイやチワワ、ワニ、
イグアナなどの動物たちが学生として登場します。先生は猫やヤギだし(笑)
どうやら、金冠町に来るまでは、違うものだったらしいのですが…、この町では
みんなそれが「普通」だと思っちゃうみたいですね。

で、金冠町が物語内側の世界だとしたら、「外側の世界」が存在します。
それが「ドロッセルマイヤーの視点」です。
最初にあひるにペンダントを渡した謎の爺さんですね。
この人は大鴉と心を失くした王子の物語を書いた作者で、物語を書いている
途中で死んでしまった人物です。
死んでなお物語に干渉するために、からくりを用意していたという設定…。

『プリンセスチュチュ』とは、この二つの世界が相互に作用して動く
物語、なわけです。

金冠町(内側の世界)についてまずお話すると。

主要キャラは4人います。

①あひる(鳥のあひる・人間のあひる・プリンセスチュチュ)
みゅうとに「心のかけら」を戻していくことによって物語を動かしていく、
ドロッセルマイヤーにとっては「鍵」となる人物。

②みゅうと(王子)
心のかけらが戻ることによって変化していく。すべてのものに愛されるキャラ。
みんなみゅうとを守る・もしくはみゅうとに愛されるために動きます。

③ふぁきあ(騎士)
王子を守る騎士の生まれ変わりだと信じている。
過去にあった悲劇のために、物語が動く(王子に心が戻る)ことを恐れている。

④るう(プリンセスクレール)
学園の優等生で憧れの存在だけど、実は悲しいわけがあって自己肯定感ゼロ。
王子を深く愛していて、王子には自分だけを見ていて欲しいといつも願っている。
自分が何者なのか知ることに潜在的に恐怖を感じており、彼女もふぁきあと同様、
王子に心が戻って物語が動くことを恐れている。

『プリンセスチュチュ』は、この4人を軸に動く物語です。
この物語に干渉するのが、ドロッセルマイヤーなんですね。

「干渉」といっても、この人、物語を大きくかき回すことはなくて、
時々ストーリーテラー的に出てきて、意味深な発言をしてくる感じなの
ですが。 この人の視点が面白いので、ちょっとそちらのお話を。

ドロッセルマイヤーは『王子とからす』の作者なので、完全に物語創作者の
目でこのお話を眺めています。
作者としては「自分の見たい物語(=悲劇)を作りたい」わけです。
そのために、「どうやっても悲劇にしかなり得ない設定」を提示してきます。
登場人物にとっては「設定」=「運命」となります。
乗り越えるべき大きな困難です。
ただ、この人が干渉するのは「設定」のみであって、キャラの行動や性質
ではないんですよね~。そこがすごく面白いところで。
結局、ドロ爺さんはこの物語を何がなんでも自分の思い通りにしたかった
わけじゃなくて、自分の提示した運命に、どのようにキャラが反応してどういう
結末になっていくかを単純に楽しんでいたんじゃないか、という気がします。
ラストで出てくる彼の台詞なんかを見ても、そんな気がするんですけどね~。
うずらちゃんを引き連れて飄々と別の物語にいっちゃったし…。
あひるやほかのキャラにとってはラスボスよりもラスボスなドロッセルマイヤーさん、
悪意がない(からむしろ悪質w)というか、骨の髄まで物語が大好きな人、という
感じがします。

で、内側の世界(金冠町)の話に戻るのですが。
主要キャラ4人は、ドロ爺が用意した悲劇(運命)にそれぞれ立ち向かわねば
なりません。
自分の置かれた立場や事情に悩んだり苦しんだりしながら、時に敵対し、
ときに協力しながら「本当の自分」を見つけ出し、自分がなすべきことを
見出していきます。
その原動力は、「愛する人を思う気持ち」。
愛がテーマのお話であると私は思います。
彼ら一人一人の思いが、ラストに向けて収斂していくさまは本当に見事で、
いつも感動してしまいます…(;ω;)

こんな感じで、「与えられた役割を超えて、登場人物たちが自発的に自分を
見つけだしていくことによって物語が動く」という、なんとも創作者にとっては
憧れにも近いような物語を意図的に構成して作り上げてしまったという、ね…。
本当に稀有で、素晴らしい作品だと思います。

それ以外にも、バレエ音楽や劇音楽など、クラシック音楽と密接にリンクした
内容、バレエアニメとして、とても優雅で美しい動きなど、特筆すべきところは
いっぱいあるし、一人一人のキャラの好きなところなんて語りだしたら本当に
きりがないんですが、大枠のみを語るとこんな感じでしょうか。

大枠だけでも長文になってしまいましたが……苦笑

とにかく、素晴らしい作品なので、魔法少女もの? 無理くね?? みたいな
人ももしも気になる方がいらっしゃったら、一度騙されたと思ってご覧になって
みてください。
バンダイチャンネルで検索したら、全話配信されているようです~。
(2021年1月現在)

というわけで。
長文お読みいただきありがとうございました~!!!
もうBDを手に入れたので、数年に一度は通して見ようと思っています(笑)
素晴らしい作品を作ってくださったスタッフ様に感謝です!!!!!!!!



この記事のみを表示するテキレボEX2、日程変更のお知らせ

文芸イベント関連

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こんにちは!
寒い日が続きますが皆様如何お過ごしでしょうか。

新型コロナの感染状況も収まる気配を見せませんが、
皆様がお住まいの地域によって、状況はそれぞれ違うかもしれません。
どなたさまも、お体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいね。

さて、新型コロナ感染拡大により、首都圏に緊急事態宣言が
出された関係で、テキレボEX2の日程が大幅に延長されました。
人手が必要な作業ができないことが主な理由のようです。
とにかく扱う本の数がものすごいので、そりゃそうですね…。。 
春までに何とか落ち着けばいいのですが……

新しいタイムスケジュールについては以下の通りです。

通販サイト利用期間: 3月21日まで
代金振込期限: 3月22日まで  
本の発送: 4月中旬頃


春先までの延長となるようですが、この期間にサークル参加の3次募集が行われたり、
テキレボアンソロが追加募集・更新されたりするらしいです。
延長後の新規登録作品については3/1から通販サイトに反映されるらしいので
新しい作品については3月以降にチェックされてみるといいとおもいます。
それ以前にも、おそらくwebカタログのほうには新規作品が登録されていると思うので、
そちらを事前にチェックしておくのもいいと思います~。

テキレボwebカタログはこちら


テキレボ運営様におかれましては、本当にお疲れ様です…(;ω;)
なかなか予定通りにいかない世の中ではありますが、何とか耐えつつ
この苦境を乗り切っていきたいですね…!!!