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つぶやき

小さな小さな別天地。

新美南吉さんの「花を埋める」という作品が好きで、時々読んでいます。
子供のころ、地面に穴を掘って、野の花を集めて隠し、それを見つける遊びをした、
という思い出について語る作品です。

↓以下、一部抜粋。

砂の上にそつと這はせてゆく指先にこつんと固いものがあたるとそこに硝子がある。
硝子の上の砂をのける。だがほんの少し。恰度人差指の頭のあたる部分だけ。穴から覗く。
そこには私達のこの見馴れた世界とは全然別の、何処か杳かなくにの、お伽噺か夢のやうな
情趣を持つた小さな別天地があつた。小さな小さな別天地。ところが見てゐるとたゞ小さい
だけではなかつた。無辺際に大きな世界がそこに凝縮されてゐる小ささであつた。
その故にその指頭の世界は私達を魅きつけてやまなかつたのである。

*******

南吉さんの作品は「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」あたりが
有名ですが、日記や「花を埋める」のような大人向けエッセイっぽい作品も
好きです。作品全体の構成がどうというより、細かな表現や、描写の美しさ、
物語の持つ感情に共感する作家さんかもしれません。
日記なんかは特に、人に見せるためのものではないせいか、ドキッとするような
表現がたくさんあって、すごく面白いです。

だけど、プライベートな日記が本として発行されて広く読まれるってのは
どうなんでしょうね~^^; 本人としては複雑かも・・・?

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イラスト部屋に拍手ぱちぱちありがとうございました!!
(いつも書いてますが→)ジャンル雑多でホントにとっつきにくい
サイトだと思いますが、また遊びにきてくださったらうれしいです~^^*


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