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この記事のみを表示する文学フリマでゲットした作品vol.2

文芸イベント関連

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というわけで、前回に引き続き、文学フリマから
持ち帰った本の感想・第2弾をお送りします☆

今回は短めの短編が収録された小冊子を4冊ご紹介します。

写真を見てくださったら分かると思いますが、どれも個性的な装丁の、
かわいい作品ばかりです。
私自身が手作りで本を作っているせいで、手作り本でパッと見が
気になるものを中心に選びました。


①『抜く』(K-04 百福堂さま)

ブースでお話をさせていただいて、気になった新刊本を
お持ち帰りしました。一番後ろのページにオマケとして付いていた、
ふくふくな柴犬ちゃんの微笑み写真もすごくかわいかった
です(*´∀`*)一緒に載せてあった文章にも和みました♪♪

本編は、「抜く」をテーマに書かれた作品でした。魚の骨が喉に刺さった
女の子のファンタジックな冒険譚、でしたが、細かいモチーフが面白くて
すごくよかったです。喉に刺さった刺抜きのおまじないとして、お地蔵さんの
護符を飲んだりとか、あるんですね~ほんとに。
小さいおじさん(*゜ω゜*)!!が出てきたり、主人公がふわっと空に飛んでったり、
普通の日常と非日常がすんなりと繋がっていて、自然に読めるとても楽しい
お話でした。全体に流れるのほほんとした雰囲気もすごく好きです^^



②『ホシノコ』(G-04 象印社さま)

とてもかわいいブースだったのと、ツイッターでフォローさせていただいて
いたこともあって、時間が無い中あわあわと選んだのがこのミニブックでした。
大事な飼い犬を火事で亡くした女の子と、ホシノコが出会って…という、これも
心温まるファンタジックなお話でした。私はこういう物語を短い言葉で纏める
能力がないもので、それだけで羨ましいというか、ほんとすごいなぁと思います。
女の子は入院してたようなので、ホシノコが彼女と出会った場所はきっと、この世でも
あの世でもないところなんでしょうね。そこで自分を責めてどこにも戻れずにいる
女の子をホシノコが導いてあげるという。「星の子」ってだけあって、何か
道しるべ的な存在なのかなぁとか思いました^^
最後がとても優しくて、嬉しくなるようなお話になっているので、読後感がすごく
よかったです。子供が読んでも大人が読んでもきっと大好きになるような、
可愛らしいお話でした。



③『ニック・ヨンヨンの奇蹟』(S-11 風見鳩さま)

こちらのブースの作品はどの本もすごく可愛い表紙で、特にこの作品の装丁は
気になったので、こちらをお持ち帰りしました。
中の紙とか、フォントもとても綺麗に作られていて、手作りの良さを如何なく
発揮した素敵な本でした♪ 他の本についても、時間があればもっとゆっくり
見てみたかったです><

内容は、何らかの要因で地球が大変なことになった後の、SF風なお話でした。
ニック・ヨンヨンって何なのでしょうね~、人?ロボット??
そういうことをつぶさに書かないことが、このお話の面白さを際立たせて
いるんだろうなぁと思います。短いお話って、そういう引き算の上手い人が
書けるものなかもしれないですね。
(そして、自分がSSを書けない理由もそこにあるような気が…^^;)
不毛の地に根を下ろしたニック・ヨンヨンという存在は希望そのもので、震災後
の大変な時期ということもあり、色々と感慨深く読ませていただきました。
本当に、あまりに今のご時世にピッタリなお話だったので、つい書いたご本人に
「これは震災後に書かれたのですか?」と(ツイッター上で)訊ねたら、
地震前に、本当に偶然に書かれたお話であるということでした。
このお話のラストにも素敵な偶然が登場しますが、偶然ってのは時に必然なんじゃ
ないかと思うことがありますね。
このお話の結末を読んで、色々元気付けられたような気がしました^^



④『魚屋ときどき卓球』(I-10 白昼夢堂々さま)

こちらの作品も、第一印象がすごく気に入って買った作品です(*´∀`*)
タイトルを印刷した3つのタグがゆらゆらと揺れて、とってもかわいい表紙です。
物語も、とても好みでした~!!魚屋さんいいですね!私の祖母が住むところに
この作品に出てくるような個人経営の美味しいかまぼこ屋さんがあるんですが、
そこをめちゃくちゃ思い出しました>< ああいう海に近い小さなお店って
雰囲気があって大好きです。
あと、主人公の妹さんの婚約者(七三分けでポロシャツの裾をズボンに入れてる
神主さんw)が、どうしてもどうしてもオー〇リーのか〇がに脳内変換されてしまう
罠から抜け出せなかったです(苦笑)
でも、七三くん大好きです~(笑)最初引き気味だった主人公が徐々に彼に対する
見方を変えていくところとか、お店に対する態度が変わっていくところとか、
微妙にシンクロしてて面白かったです。
あと、2Fにある卓球台、いいですね。周りの環境や主人公が変わっていくのを
この卓球台は全編を通してずっと静かに見守っていてくれるような気がします。
それは家族を繋ぐ象徴でもあるし、同時に新しい誰かと誰かを結ぶ場所で
あるのかも知れませんね。そんな存在が一つあるというのは、とても幸せなこと
じゃないかなと思います。
これから、主人公の魚屋さんがゆっくりと、でも着実に繁盛していき、
そこに住む人々がいつも笑顔でいる未来が見えるような、とても素敵なラストでした^^


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そんなかんじで、どれもハッピーな気持ちになれる、とても素敵なお話ばかりでした!
時間が無い中、ベストチョイスな自分を褒めてあげたい…!と思った次第です(笑)

文学フリマの会場に行ったのは初めてだったのですが、人の作品を読むということが、
これほど勉強になるとは正直思っていませんでした。
来年も無事に参加できるなら、持ち帰った本は出来るだけ丁寧に読もうと思います^^

ではでは!
長文お読み頂き、ありがとうございました!!
まだ見ぬ皆様の作品に出会えるのを、来年も楽しみにしています☆☆





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