猫とワタシ

Wandering Note

創作文芸サークル『a piacere』の活動状況など

この記事のみを表示する文学フリマ購入本感想祭り その2

文芸イベント関連



今日は、短編やショートストーリーや詩集など、四作品をご紹介します♪




①メリーゴーランド(+Lantern 様)

昨年もそうだったのですが、今年購入した作品集もとても可愛くて
読みやすかったです。表紙や中表紙の挿絵なんかも素敵です♪
こちらのサークル様でも2冊購入しましたが、今回は新刊のほうの感想を
書かせていただきます。

がんかけ

主人公が小学生の男の子ってところが個人的にツボでした!
小学生目線っていつか書いてみたいです…!でも難しくて…><
だけど主人公の男の子が「おばさん」って呼んでるのが女子高生って…おいコラ少年(笑)
その「おばさん」にお花を渡す男子がいる辺り、きっと美人さんなんでしょうに…!
お花を渡した男の子の「友達いないし…」的ネガティブな話しっぷりがやけに面白かったです。
舞台は都会なのでしょうね。主人公のクラスの半数の子が受験するという設定なので、
田舎育ちの私は驚きました。主人公の彼が一歩引いてクラスメイトと接している様子が
面白かったです。私にもああいう覚えがうっすらあるので、意外に子供の頃って
周りを客観視しながら生きているものかもしれないですね。
親戚でもない、日常生活でも繋がりの薄い三人が連れ立って遊園地に行って、
一緒に時を過ごすうちに少しずつ距離が縮まっていく。そういうほんの小さくて
温かな関係性が、ユーモアのある文章と一緒に丁寧に書かれていて面白かったです。
本当は、今、誰もがこういう繋がりを心のどこかで強く望んでいるんじゃないか、と
そんな気がしました。


フリーバード、ソングバード

貝殻荘、という下宿に近い雰囲気を持ったアパートの管理人さんは、きちんと
決められた日常を過ごすことに安心を感じている人で、そこに外国を忙しく
飛び回るお仕事をしている新しい住人がやってきて…その二人の関係を軸に
お話が進む作品でした。
大人同士の落ち着いた物語でありながら、同時に胸がきゅんとなるような
恋のお話でもあり、読んでいてとても楽しかったです。
自分の暮らす生活の枠から出ずに過ごすことに安心を感じるのか、それとも
同じところに留まらずに方々を飛び回って過ごすのか。私自身は以前は完全に
後者だったので、独身の頃はあちこちをウロウロしてたクチだったんですが、
今は前者的な暮らしをしてるので、どっちの気持ちも分かるような気がします。
彼らが、自分のなかでそれぞれに満たされなかったものをお互いの中で見出していく
課程の物語であるのかなぁ、という風にも見えました。それは恋の道程であり、
恋の向こうにある未来の彼らの暮らしに繋がっているのかもしれません。
物語の先が少し見えてくるような、幸せで温かな印象の作品でした。




② 王 (百福堂 様)

前回も寄せていただいたサークル様の新作短編です。
ファンタジー…違いない。超ファンタジーでした!
 
太りすぎておしりが椅子から抜けなくなった王様と、ちょっと気難しい仕立て屋、
そして森の中の不思議な別世界に住む老人と椅子に化けた何かわからない生き物。
色々すごかったです。
一般に、ファンタジーって名の付くものって、何となく無言の規格みたいな
ものがありますよね。
こういう世界観で、こんな感じのキャラが出てきて、みたいな…あくまで無言の。
この作品は、そういう概念から離れた笹山様100%果汁のファンタジーでした。
ストーリーも心地いいくらい笹山果汁がすごかったです(笑)
個性的だからといって入りこみにくいわけでは決してなく、あくまでも
ふわふわとした独特の雰囲気があり、のんびりと心地よい世界が広がっていて、
うふふ、あははと笑いながら読めちゃうような、かわいくて面白いお話でした。
私もしょっちゅう食べ過ぎてやばいくらいに太ってしまうのですが、ウェーレー翁に
「お主の、怠慢じゃ!」と一喝して欲しいものです~(笑)

あっ、今回百福堂様では3冊買ってみたのですが、『踏む』も『雷雨』もどっちも
好きでした♪ 『雷雨』は主人公が小学生男子だったので(+Lanternさまのところでも
書きましたが個人的に小学生目線が好きなもんでw)わー!わー!と思いながら読みました。
『踏む』は、それまで読んだ百福堂様の作品とはちょっと趣が違うサスペンスチックな
内容で面白かったです。
どちらもエキセントリック且つ温かな内容のお話で、じーんと優しい気持ちに
なりながら読了しました(ノ∀;)
今年の文フリでは作者様と色々とお話できて嬉しかったです♪
また次回も寄らせていただきます…!


③ 日々のうろん (風見鳩 様)

昨年ショートストーリーの冊子を購入したのですが、今年の新作は詩集でした。
昨年もとても良かったのですが、今年の本の装丁も素敵でした。
表紙デザインはとてもシンプルなんだけど、なんだろう、すごくカッコいいです。
フォントや文字のサイズ、行間の感じや紙の手触りも含め、
全部がぴたっと調和していて、持っているだけで嬉しくなるような素敵な
詩集になっています。
内容も、とても好きでした。うろん、って何だっけ?と思い調べてみたら
「胡乱(うろん)…怪しくて、疑わしいこと。不確実や不誠実なこと」とのことで。
内容的には、決して明るくない、日々の中で少しずつ鬱屈していく
ような、ある種心の澱のようなものをあぶりだしている作品群だった
わけですが、全然嫌な感じがしないのは、多分、作者様が、これらの
作品を書くことで、楽になろうとしていないからだと思います。
心にある暗いものを書くことは、下手をすれば単に書き手のストレスを
発散するに留まってしまうことがあり、もしそうなってしまうと、
それが例え無意識的にでも、読み手にそのストレスを感じさせて疲れさせて
しまうことがあると思います。ですがこの作品集からはそういった
感じを一切受けませんでした。多分それは、そこにあるものに向ける宮本様
の目が、とても真摯で、厳しいものだからだと思います。
こういうものがあることを分かって欲しい、ではなくて、そこにある
ちょっと怖くて見たくないものをしっかりと過たずに見るんだ、という
姿勢を貫いていらっしゃる。
そういう清清しい心を感じる、私にとって何度も読み返したい言葉がいっぱい
詰まっている作品集でした。

あ、あと、風見鳩さまでは、豆本もひとつ購入しちゃいました♪
すごく可愛くて、お値段も可愛くて、内容もまた可愛いのです…!!
すごく気に入っちゃいました♪こちらも時々眺めてフフフ、と微笑みたいと思います♪


④ 冬の手ざわり (オレンジ宇宙工場 様)

今回お隣のブースさまだったのがご縁で持ち帰った作品集。
表紙の雰囲気がとても素敵でした。フォントも好き♪
三行ほどの作品や、500字程度の長さの作品など、色々なストーリーが
載っていました。夢を見たとき、その内容を説明したくてもうまくできないことが
ありますが、そんな夢の中の不思議なイメージをそのまま写したようなお話ばかりで、
とてもおもしろかったです。
私はつい「どうしてこういうお話を書かれたんだろう?どうしてこの言葉を
使ったんだろう?」といちいち理由を考えてしまうタイプなんですが、
多分そういうことを考えちゃうと面白くなくなっちゃう、というか、
そこに書かれているものを言葉丸ごと純粋に楽しんじゃわないといけない
作品集なのだろうなぁ、という気がしました。
そういう点、詩に近いのかなぁ、という気もします。

買った作品集以外にも、ものすごく小さかったり、可愛くて楽しげなデザインの
豆本をたくさん置いていらっしゃって、色々見とれてしまいました。
手持ちのお人形用に可愛い豆本ノートも購入させていただきましたです(´∀`)
帰ってきてまじまじ見たのですが、すごく精巧に作られていて感激しました。
私は豆本に挑戦しようにも、いかんせん中身が書けないので、中も外も作れるのって
ほんとに羨ましいです~(;;)

隣からごちゃごちゃと声を掛けてしまったり、こちらから話しかけたくせに
落ち着いてお話できず、なんだかんだで会話が尻切れトンボになってしまったり、
慌てすぎてモノをバラバラと落としてしまったり、色々とご迷惑をかけたような気がして、
「コイツ…(呆)」とか思われてたらどうしようと内心ドキドキしてます…
その節はご迷惑をおかけしました><
相方さんも後片付けの時にお世話になったとのことで、色々とありがとうございました。
また次回イベントでお会いすることがありましたら、違う作品も読ませていただけたらなぁと
思ってます。


………ながっ(><;)
四作品ですしね、色々ご挨拶的なものも書いてしまったらほら、どうしても長く、ね…(汗)

もうちょっと回数分けて書いたほうが良かったかも…反省;

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回も四作品お送りします。
今回よりも、あっさり気味になると思います^^;

コメントの投稿

secret

ありがとうございます!ありがとうございます!

オレンジ宇宙工場の葉原です。
文フリではお世話になりましたー。
感想もありがとうございます!
感想いただくこと少ないのでとてもうれしいです。
また文フリでお会いしたらよろしくお願いいたします。

ありがとうございます^^ありがとうございます^^

葉原さま、こんにちは!
先日は色々とお世話になり、ありがとうございました☆
素敵な作品を色々見せていただき楽しかったです。次はもうちょっと
落ち着きを身に付けて見に伺えたらと思っています^^;
また来年、お会いすることがありましたら、
どうぞよろしくお願いいたします♪