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この記事のみを表示する文学フリマ購入本感想祭り その3

文芸イベント関連

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文フリ感想祭り、最終回です。
今回は四作品(+豆本三種)をご紹介します~☆


①まちあかり ー空灯ー (まちあかり 様)

メンバーの桐旗さまにはいつも仲良くしていただいています。ありがとうございます!
昨年春に持ち帰った作品も読みましたが、昨年の作品と照らし合わせてみて、
メンバーの皆さんの個性を改めて感じる作品集になっているなと思いました。
2冊購入したのですが、今回は新刊本の感想のみ書こうと思います。

「空は呼ぶ」
中学生になったばかりの女の子が主人公の作品。四季の雰囲気が
鮮やかな印象の、かわいらしく美しい作品でした。
そういえば子供の頃は、モノが喋るということを違和感なく
受け入れていたんだったな。
忘れかけていた感性を懐かしく思い出しながら、楽しく読ませて
いただきました。

「先生」
最後が色々びっくりする展開の作品。先生、ってうっとおしかったり
いやだなぁって思うことも多々ありますが、憧れの対象にもなったり
しますよね。そういう先生っていう存在に対する、憧れのような気持ちを
感じる作品でした。先生も結局のところ人間なわけですが、
なかなか人間性を感じるまで生徒と話したり付き合ってくれる先生って
いないです。
人間としてぶつかってくれる先生と出会えることは貴重で、かけがえのない
経験なのだろうなと、この作品を読んで思いました。

「あなたは完璧」
よくできた妹と、どこかその影に隠れてしまう兄。兄のほうと遊ぶのは
楽しく感じるのに、その妹とは距離を感じる主人公の奈央ちゃん。
よくできた妹さん本人は周りのみんなが好きなのに、引け目(多分…引け目?かな)
を感じてどこかぎこちない周囲の人たちに囲まれて、嫌われたと感じ内心傷ついている、
みたいな、それぞれの微妙な心の機微をさまざまに映し出した作品で面白かったです。
一番いいな、と思ったのは、主人公の女の子が友人に対して持っている
「嫌い」だと思う気持ちを、他の人が同じように持っているのを見て
楽しんでいた、ってとこかな。
そういう気持ちって、正直まったく気持ちのいいものではないけれど、
そこを敢えて表現しようという作者様の正直で真摯な気持ちに感銘を受けましたです。

本のタイトルにも「空」が付いていますが、空がテーマだったのかな。
最初と最後に書かれていた詩がすっとしていて気持ちよかったです。


②叙情詩工房 (叙情詩工房 様)

お人形好きという共通点があって、当日ご挨拶くださったサークル様の新刊です。
とてもきれいなイラストと写真のコラージュが表紙になっていて、作者様の
好きな世界を存分に体現されたご本なのだろうな~という印象を持ちました。
二作品載っていましたが、前半の作品が吸血鬼を扱った作品ということで。
実は、ヴァンパイアネタって好きでして!
一言でヴァンパイアって言っても、色々なタイプのものがありますが、
こちらの作品はかなりクラシック(多分)な印象でした。
なんでしょうね~、吸血鬼が血を吸うっていう行為は、一体何を象徴してるんだろ、
っていつも思うのですが。分からないまま、こういう綺麗な作品を読んで、また
ヴァンパイアの一体何がそんなに人を惹き付けるのかな、ってぐるぐる考えて
しまいます。
いつか私も吸血鬼ネタで書いてみたいなぁなどと考えながら読ませていただきました^^


③すたんだっぷ! (藤木一帆様 編)

震災関連のチャリティー企画本、ということで、サークルメンバーのなのりさんが
寄稿されていたので一冊購入してみました。
たくさんの方が寄稿されていて、すごくボリュームのある本なので、実はまだ全部を
読みきれていないのですが、前から気になっていた方の作品などを垣間見ることが
できてよかったです。
一緒にサークルやってるなのりさんの作品、よかったです♪私もああいう地底の湖
みたいなものを眺めるのが大好きです。澄んだきれいな水があるところが世界で
一番好きな場所かもしれません。ずっと眺めていたくなる気持ち、そこに触れたり、
溶け込んでみたくなる気持ち、よく分かるなぁと思いました。
テーマの統一などはなかったので色んなタイプの作品があるようでしたが、
なのりさんの作品や、病欠してしまった一昨年の文フリでお隣のブースだった
(その節はお世話になりました…!)島田詩子さまの作品などを読むにつけ、
「再生」という言葉が、頭に浮かびました。
やはり皆さん震災を念頭に置かれて書かれていらっしゃるのでしょうね。
作品に希望や祈りの気持ちがこもっているのが印象的でした。
何字程度の作品群なのかはっきり分からないですが、色々と読んでみて、
この本で皆さんが書かれているようなボリュームの物語を書いてみたいなと
思いました。
この位の長さで書くって、私にとっては相当難しいことですが、ぜひ挑戦して
みたいです。


④架橋へのファンファーレ ~京東大学 演劇サークル~ (みどりむし書房 様)

みどりむし書房。みどりむし、ってところがなんだか私のまりもっていうHNに近い
何かを思わせて(何となくモスグリーン的な…笑)心に引っかかったんで、
ブースにお伺いしてみました。
リレー小説って読んだことが無かったのですが、一話ごとに同じサークル内の人物
一人一人の視点から書かれていたこの小説が気になり、手に取ってみました。
各人の視点から見たサークル内の人間関係が上手く浮き彫りになっていて、
二人の作者様がリレーで書いていらっしゃる割に、とても統一感があるように
感じたのは、作者さまそれぞれの作った設定をお互いに尊重して、それをさらに
膨らませていって、という作用がプラスに働いたからなのかな、と思います。
大学の学部間の抗争がコミカルに描かれる中、演劇サークルがそれにうまいこと
絡んでいく様子も楽しく、面白かったです^^

***

……と、いうわけで。
感想を書いた本のほかにも無料配布本などを色々と頂いたのですが、まだ余裕がなくて
読めてたり読めてなかったりしています^^;
あまりに長くなりすぎてもアレなんで、今年の感想は、購入本に留めておこうと思います。

あっ、購入本で一つ書き忘れてた><
象印社様で、豆本レシピ本も購入しておりました!!
お写真を上げていないのですが、とっても凝ったつくりで可愛らしい、フルカラーの本です。
今後製本の参考にさせていただこうと思います♪

あと、下に購入した豆本三種のお写真も上げておきます♪
すご~く可愛いのです~(*´∀`*)
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左から、オレンジ宇宙工場様の豆ノート、手前が象印社様謹製豆本ストラップ、
右が風見鳩様の「鳥専用車両」←中の文章も好きです。鳥成分がすごいです(笑)

***

購入した本の作者様方の年齢を平均すると二十代後半くらい(多分)になるのかな?
全体的に若々しい作品が多かったです。その分、自分がその年齢の頃に考えていたことや
感覚などを思い出し、懐かしかったり、色々考えさせられることが多かったです。

どの方の作品もすごく真剣に書いていらっしゃる姿勢が伝わってきて、刺激になりました!
私自身も、これからまた新しい表現に挑戦していけたらいいな、と思いました。

そういうわけで、今年の感想祭りは、今回でおしまいです~(´∀`)ノ
結局最終回まで長文になってしまいました><
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

また来年、素敵な作品に出会えるのを楽しみにしています☆☆

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