猫とワタシ

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この記事のみを表示する文学フリマin大阪☆感想祭り その3

文芸イベント関連

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今日は、3サークル様の感想です。

写真についてですが、
向かって左上が「天球儀式」さま、
     右上が「五月病」さま、
     下の3冊が「夜間飛行惑星」さまの作品となっています。


例によって長いのでたたみます^^;


 
天球儀式さま

『動物』『姫路』

高校の文芸部OBのみなさんで作ったサークルさんみたいでした。
大阪文フリ参加のため、姫路から堺まで来られたとのことで。
私は三重なので、お互いはしっこ同士ですね~と労い合ったり、
楽しくお話させていただきました。
いくつかある中から欲しい短編集を選ぶと、選んだ作品をその場で
セットしてクリアファイルの表紙を付けて(確か色も選べました!)
綴じてくれるという、斬新な製本スタイルを取っていらして驚きました。
内容を選べて一冊に纏めてくれるとかさばらないし、
クリアファイル綴じだと曲がったりもせず、扱いやすいですよね。
合理的で考えられているな~と。

作品についてですが、SF要素の入った作品や、昔話から題材をとったお話
など、少し不思議な内容が多かったです。
作品もショートショートのような長さの作品が多く、星新一さんの
ようなちょっとブラック入った作品(来条恵夢さんの『植物と動物』)と、
それと対になっているのかな、同じく来条さん作の昔話から題材をとった
『動物と植物』が印象に残りました。
うわばみが草を食べて人を消化する、という昔話は確か私も聞いたことが
あったな~と、何となく遠い記憶が蘇りましたです。
子供の頃は不思議なくらい何とも思わなかったのですが、今聞くとかなり
ブラックな話で、ちょっとびっくりしました。

メンバー紹介には4人のお名前がありましたが、同じ文芸部さん同士の作品集だからか、
テイストがどこか似た雰囲気をもっているなと思いました。
ちょっとブラックで不思議な話が好きなので、どの作品も楽しく読ませていただきました☆


五月病さま

『恋はきまぐれ』

イラストと詩で作品を作られている方の作品です。
表紙に描かれている猫の絵は、一冊ずつクレヨンで描かれていて、
手作り感満載です。手描きってやっぱりいいですね(´∀`)
漫画…なのかもしれませんが、そう言ってしまうと語弊があるのかな、
という気もします。
独特のゆるい文字と絵柄で、絵と文字の配置もゆるっと
していて、とても雰囲気のある作品だなぁと思いました。
この感じは活字だけでは出ないし、絵だけでなく、文字も含めて
手書きでないと出せない味だと思います。
詩は全然詳しくないですが、こういう表現手法っていいなぁと思いました。
詩と絵、その配置などを含めて、一冊の本すべてを使って見せてくれるもの。
文学フリマという場所だからこそ、こういう自由な雰囲気の作品に
たくさん出会えたらいいなぁと思います。


夜間飛行惑星さま

『Night Flight Planet Side-BL』
『Twelve-Twnovels』

綺麗な色の本を売ってらして、思わず立ち止まったサークルさんでした。
『Night Flight Planet Side-BL』は、長細い独特の形が気になったので
ご本人に尋ねたら、印刷所さんで印刷するときに、他の本と一緒にくっつけて
一冊として印刷してもらい、その後完成品をオプションで切断してもらい、
2冊に仕上げた、とおっしゃってて、びっくりしました。
印刷所さんって、色々融通きくんですね…!!初めて知りましたです。
表紙の写真を含めてとても気に入ったので、一冊買って帰りました。
その時、「BLだけど、大丈夫ですか?」と確認され、実はあまり読まないの
だけど、あまりに本そのものが気に入ったので、「大丈夫です!」と力強く
答えて持ち帰ってきたという経緯があります(笑)
そういうわけで、BLの本を手にしてドキドキしながら読みました^^;
いや、面白かったですよ!モロBLは読みませんが、BL要素が入ってる作品って
漫画などにもたくさんありますから、さほど抵抗感はありませんし。
この作品集を読んで、BLってジャンルについて色々考えさせられました。

よく、好きなイラストサイトさんの絵を見に行く事があるのですが、絵を
描かれる方々もどっちかといえば腐志向の方が多く、何となくパターンというか、
そっちの世界に存在する無言の鉄則、みたいなものはあるよね、とは、以前から
薄々思っていました。
「攻め」とか「受け」とかいう業界用語(笑)なんかにも、そういう面が
反映されてるんじゃないかな~と思います。
BLの世界って、そういうある種の型があって、それをみんなで共有して
楽しんでる、ってところはあるような気がします。
今回読んだ作品も、そういう「型」の枠組みの中で、キャラクター達の
心の揺れ、みたいなものを楽しんだらいいのかな、というスタンスで
読ませていただきました。
著者の実駒さまは、詩を書かれる方でもあるようで、とても綺麗な言葉を
選ばれるので、そういう世界にピッタリと合って、独特の透明感のある世界を
作り上げられていらっしゃいました。
男女の恋愛、になるとなかなか泥臭いというか、生生しいところがありますが、
BLはそういう面を取り払って、精神的に綺麗で純粋な心だけを掬い上げて
表現しやすいジャンルなのかもしれないですね。
今回、この本を読んでそんなことを思いました。

もう一つの『Twelve-Twnovels』というのは詩集で、こちらの冊子も表紙がとても綺麗だし、
中の紙はカラー紙を利用されてて、豪華なつくりなのに無料だったので
頂いてきました(*´∀`*)ストーリー性のある詩がいくつかあり、
小説にしたらどうなるだろう、と、想像が広がっていくような作品が
印象に残りました。

そんなわけで、文章と、本そのものの印象がぴたりと合ったものを作られる
サークル様でした^^


…あああ、また、長くなってしまいました(><)
まぁ、三サークル様ですからね…! 

次回で、今年の感想祭りは終わりです。
あるモノにこだわりと愛が深い2サークル様をご紹介します。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!








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