猫とワタシ

Wandering Note

創作文芸サークル『a piacere』の活動状況など

この記事のみを表示する第二回文フリ大阪感想祭り☆その2

文芸イベント関連

kansou2014-2.jpg

前回の感想をお読みいただいた皆様、ありがとうございました♪
まだまだ続きますよ~!
今回は、柳屋文芸堂さまの作品についてです。

長いので、以下にたたみま~す(^∀^)ノ


今回は、合体で出展させていただいた柳屋文芸堂さまの3作品の感想になります。
作者の柳田のり子さんとは、今となっては普通に友人化してしまい、小説以外にも色々な
お話をしたりしているので、もしかしたら本そのものというより、作者さまの人柄に沿った感想に
片寄りすぎているかもしれません。
純粋に小説だけを読んだ感想ではないため、どうなんだろうな…と思わなくもないのですが、
そういう感想が書けるのも、作者さまと触れ合える自分ならではの特権だよな~という
考え方もできるので、結局思ったことをそのまま書いちゃいました^^;
どなたかのご参考になれば嬉しいです。

今回、3冊の本を持って帰ってまいりました。
2冊が小説作品、1冊が旅行記です。
どちらも柳田さんワールド全開の、楽しい作品ばかりでした^^



『邯鄲』

少し昔の日本を舞台とした、恋愛浪漫作品…(多分)です。
柳田さんが描かれる男女(もしくは男男)の恋愛って、すごく可愛らしいんです。
なんだろう、この純でまっすぐな可愛らしさ。
『殻・羽根』というBL作品を読んでもそうなんですが、とにかくキャラクターが
愛くるしいです。特に男性。繊細で朴訥としていて、可愛い~(>∀<)!!!
きっと駆け引きアリの恋愛はあまりお好きじゃない、というか、柳田さん自体が
そういう方じゃないんだろうな、と思います。

この作品は多分、男女の愛と、それに続く家族の物語なんだと思うのですが、
私が個人的に面白いなぁと思ったのは、後半のお葬式のシーンです。
お葬式というより、宴会のようでとても明るいのです。
亡くなった女性(前半部の主人公)の娘である咲さんは、長患いだった母親の看病なども
あってか、亡くなったお母さんに対して、とても複雑な気持ちを持っているらしいのだけど、
それでもやはりお母さんがいなくなって寂しい、と大泣きします。
そういう気持ちって、実際に人の死に立ち会ったことのある方ならきっとリアルに
共感できるんじゃないかな。
肉親に対して抱く気持ちって、その関係が密なだけに、ただの真っ直ぐな愛情だけ
じゃない、複雑に入り組んだ気持ちがあるのだと思います。
そういう家族の複雑で微妙な関係や、和紙の職人一筋の人生を送り、家族の
ごたごたから離れ、ふと気づけば最愛の人を失って呆然としている旦那さまの純な
気持ちなどが細やかに表現されたシーンがしみじみと印象に残りました。
あと、寿司職人のメグさん(男)が素敵でした♪
周囲にさり気ない思いやりをもって接することができる人っていいなぁ…!大人!!
柳田さん独特の台詞の面白さも心地よかったです。深刻だったり悲しかったり
する気持ちを、どこか軽妙なユーモアの中に忍ばせて、周りを明るくしようとする
登場人物たちの心の使い方は、作者様が持つ愛情や優しさからくるものなんだと思います。



『殻・羽根』

アマチュアのボディービルダーと、ボディービルのモデルをしている男性同士の恋の話です。
設定がすごい(笑)ので、どんな作品だろう、と頂いてまいりました!
『殻』はモデルをしているほうの男性が主人公になってます。すごく美しい肉体を持っているのに
内面が繊細でとても脆い人で、自らの身体を鍛え、強靭な筋肉でその壊れそうな心を守って
いるような人です。タイトルも『殻』だしね!
『羽根』のほうは、そんな繊細なモデルくんとアマチュアビルダーな彼氏さんとの新たな
暮らしが描かれています。『殻』の物語の中で傷ついたモデルくんが、彼氏さんとの
暮らしで少しずつ癒されていくようなお話。多分、見た目は相当いかつい二人組なんですが、
会話がとても優しくて、ほのぼのしていて、温かい気持ちになります。
何となく、よしながふみさんの漫画『きのう何食べた?』に出てくるキャラクター達と
イメージがかぶったかも!ビジュアル化したら、あの人たちより絶対いかついんでしょうが(笑)
『殻』のほうでの彼氏さんの台詞に「俺は『生活』にロマンを感じるんだ」というのがあって、
こんな人が旦那だったら、きっと日々穏やかで楽しい暮らしが送れそうだな~と思いました^^
柳田さんの作品をたくさん読めたわけではないのですが、生活に根ざしたものが多いなぁという
印象が強いです。日常をめいいっぱい楽しもう、という気概に溢れているな~、と、小説を読んでも、
エッセイを読んでも感じます。しょこたんの使う『貪欲』という台詞がピッタリ!
「貪欲」に生きることを楽しんでいる、作者様の姿勢が作品に表れていて素敵だと思います。


『福岡ポエイチと柳川旅行記』

福岡ポエイチに参加された体験&柳川探訪記なんですが、その時々に起こった細かい事象が
とても詳細に書かれていて面白かったです(笑)私は、何でもすぐに忘れてしまうので、
この記憶力には脱帽します…(小説書いてる人間がいいのかそれで^^;)
特に印象に残った点を、以下に列記しておきます。

・主婦が家を空けることの大変さを如実に語ってくれて嬉しい!!
 (当日のバタバタぶりが目に見えるようです~笑)

・牟礼鯨さんと飛行機で鉢合わせるエピソード…(笑笑)
 以前、別の柳田さんのエッセイでも牟礼鯨さんが登場されて、私は全然存じ上げない方
 なんですが、柳田さんのエッセイのせいでこの方が段々キャラ化してきました…!!
 文フリでは有名な方なんですよね…、勝手なイメージ作り上げてごめんなさい^^;

・福岡ポエイチ楽しそう!!!
 地方の小規模な文芸イベントってフレンドリーな空気漂ってそうですね!  
 旅行記の中でそういう空気を感じられて、嬉しかったです。

・柳川、思えば未踏だった^^;;
 私、実家が九州熊本なんですが、近くってなかなか行かないんですよね…
 柳川って、こんなに文学の香り漂う素敵な場所だったんだ…!
 水路の街っていうのはうっすら知ってたのですが。柳田さんが城跡で出くわした
 柳川高校野球部は確か、甲子園常連の強豪校ですよ!
 さすが部員のみなさん、礼儀正しいのですね。 

・九州弁!!!
 柳田さんがお気づきになったとおり、九州人は、九州人同士としか方言を語らないです。
 言われてみればそうだな、と気づきました^^;
 私も、九州を出て関西に住み始めた途端、九州弁は封印しましたもん…
 方言が強烈な他地域に行くと、自分の地域の方言って出しにくいものなのかもしれません。
 東京に行っちゃえば行っちゃったで、田舎モンだと思われたくなくて、がんばって標準語
 つかっちゃいますしね~。
 ちなみに、九州弁でも色々あって、福岡と熊本は結構違うし、鹿児島なんかはもっと全然違います。
 方言って、とても奥深いですよね。 
 大河ドラマファンの旦那が鹿児島弁=九州弁と思ってる節があるので(大河ドラマには薩摩弁が
 頻出するので)日々不本意な思いで暮らしてます(笑)

 そんな感じで、柳田さんの旅行記、ほんとに面白かったです!
 近頃は全作品無料配布にされていらっしゃるようで、いいの?もらっちゃってほんとにいいの!?と
 思うことしきりなのですが、写真もとても鮮明で美しく、内容も濃いので イベントで見かけられたら、
 是非お手に取ってみられてくださいね~♪



コメントの投稿

secret

好きだー! どーん!好きだー! どーん!

感想ありがとうございます!!
こんなに丁寧に読んでいただいて……
こちらが送った感想は短くて本当にすみません。

駆け引きのある恋愛は全然出来なかったですねぇ。
好きだー! どーん!←相手にぶつかっていく音 だけ。
小説の中でもついそうなってしまいます。
ワンパターンで申し訳ないと思いつつ、可愛いと言ってもらえて嬉しいです。

恋愛小説を書き続けるとしても、恋愛の部分でバリエーションをつけるのは無理なので、他の部分で工夫していこうと思います(それは恋愛小説なんだろうか……)

エッセイの「主婦が家を空けること」
家族に迷惑をかけたくない、というのもあるけれど、家が荒れると自分自身、落ち着かないんですよね。
主婦というのは、家の「ぬし」なのかなー と。
山の主とか沼の主、みたいな。

牟礼鯨さんはアマチュア文芸界隈の「名物」と考えて良いように思います。
書く文章も濃いし、本人も濃いのだけど、その濃さが全く違う種類の濃さなのです。
観察していると面白くて、下書きにはもっと長い牟礼鯨の人物描写があったのですが、実在の人物をあんまり出しちゃ悪いかなと思って削りました。
いつか小説の登場人物のエピソードとして転用しちゃおうかな……

柳川高校野球部、強豪なのですね。
スポーツに疎く知りませんでした。
野球ファンから羨ましがられるような体験だったのかも。
強いか弱いかに関係なく、おばちゃんは嬉しかったよ!

感想を読んで、まりもさんの誠実さを改めて感じました。
私の心を受け取って下さり、ありがとうございました!!

ありがとうございます!!ありがとうございます!!

柳田さまへ

こんにちは(^∀^)ノ
先日は関西遠征、お疲れ様でした♪♪

感想文、読んでくださりありがとうございます☆

好きだー!どーん!って素敵ですね~(>∀<)
多分みんな本当はそういう風にしたいんだろうけど、コンプレックスやら
自意識やらが邪魔して、なかなか真っ直ぐに気持ちを伝えられない
場合も多いですよね…^^;
屈折しすぎて妄想過多になって、怖い方面に行っちゃったりねぇ…。
どーん!って来られた(行った)ほうがいいです、絶対。理想的で健康的!
案外、そういう恋愛を書かれる方って少ないと思いますし、
余計なものがない分、表現が難しくなってくるとも思います。
これからも柳田さん流の恋愛小説を書き続けてくださいね~^^
楽しみにしています!!

エッセイ、家の「ぬし」って分かるかも^^;
全然キレイにしてるわけではないんですが、自分がいないと家が
更に荒れ果てるので、なるだけ最低限のところはキープしないと、
という気持ちはあります。。
もうちょっとその「最低限」のレベルを上げていきたいところですが…^^;

牟礼鯨さんの描写、下書きはもっと詳しかったんですか!!??
わー!それは是非とも読みたかったです~!!!気になりすぎます(笑)
でも確かに、実在の人を書くのって気を使いますよね。
以前にもエッセイで読んだ、と記事に書いちゃいましたが、よく考えてみたら、
柳田さんのブログのイベントレポの中に牟礼鯨さんについての記述が
あったことを思い出しました。私の中では、文フリ代表の望月さんと
セットで名物なイメージです…(ご本人たちに怒られるかも…スミマセン^^;)
この間の文フリ大阪にはいらっしゃってたのかな?
段々ほんとにイメージだけが膨らんできてすごく気になっているので、
同じイベント会場に来られてた場合は、物陰からこっそりとお姿を拝見して
みようかと思っています…  壁|∀・) ←こんな感じで
(びびりなので声を掛けたりはしないです 笑)

そんな感じで、旅行記、とても楽しく読みました!
知らない土地を旅するっていいですよね^^
私も旅に出たくなりました~(>∀<)

ではでは、コメントありがとうございました!!
また次回、柳田さんの作品を読める日を楽しみにしています♪

まりもより