猫とワタシ

Wandering Note

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この記事のみを表示する第二回文フリ大阪感想祭り☆その5

文芸イベント関連

巨大台風が日本列島を席巻している真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか…!?

第二回文学フリマ大阪の感想祭り、今回で最後になります~!
これまでご紹介した本のほかにも、本当は短歌の素敵な冊子なども色々もらって
きたのですが、短歌ジャンルは無知すぎてちゃんとした感想を書けなさそうなので、
今回はここまでにさせてもらいます~><

最後の感想は、2作品になります!

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空想少年はテキストデータの夢を見るか? さま編
『小学生のための 朝の三〇秒読書 ― 一四〇の小さな物語 ―』

この本の編者である添嶋譲さんが、文学フリマでご一緒させていただいた柳田さんと
この本についてお話されているのを聞いて興味を持ったので、購入させていただきました。

Twitterで生まれた、小学生にも読める超短編小説集です。
文字は大きく読みやすく、漢字には全て読み仮名が振られています。
冒頭の説明書きも、作者の皆様方のあとがきも、小学生でも読みやすいように書かれていたり、
低学年~、高学年~と、二部構成になっているところも親切な本です。

ツイッターの字数制限は140字ですので、その制限内でお話を書くというのは
私からしてみると制約が大きすぎて、どうやって書いたらいいのか分からなくなってしまう、
というか、そもそもまるで書ける気がしないのですが、ここで書かれている21名の方々の物語を
読んでみると、人数分のお話の形があって、すごいな~と驚いたり、なるほどな~と納得したりしました。
こうあらねばならない、みたいな作法はないというか、そう思い込んでいる頭を一回クリアにして、
140字という制限を新しい試みにつなげる一つの新しいステップにしてみると、面白いものが
できるかもしれない、と思わせてくれるような、新しく、自由な刺激に満ちた作品集でした。

詩のような、言葉の持つイメージが溢れるような物語があったり、最後の一文でくすっと
笑えるお話や、おお!と膝を打つようなお話があったり、それぞれの小さなお話の中はそれぞれに
一つ、肝になる要素が含まれていて、それを一つ一つ拾うようにして読んでいくのが面白かったです。
また、この本は「小学生のための」というのがテーマになっているので、難しい言葉は
使われていません。それも、書く側としてはある意味制約になるのだと思いますが、
「短い言葉、平易な言葉」で、一つの物語を結ぶという試みは、小説を書く人間にとって
すごくいいトレーニングになるんじゃないかな~と思いました。

また、文学フリマで、子供のための本が少ないということを意外に気づけていなくて、
この本を読んで、そういえば少ないような…!とようやく気づきました^^;
文学は大人のものだけじゃないですもんね~!!
子供のために書かれた名作は大人が読んでもやはり面白いものだと思いますし、子供の頃に
読んだ大好きな本は、大人になっても大切な宝物であり続けると思います。
今回の文学フリマでも、子供向けの作品を探している親子連れのお客さんを見かけたので、
もっと、こういう試みが文学フリマの中で広がっていって、お子さんの来場者が増えたら
楽しいんじゃないかな~と思いました^^




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OSKさま

『本のある部屋』vol.3
特集:ぼくの、わたしの「変身」


OSK=「大阪書店員懇親会」らしいんですが、すごく面白そうな集まりですね!!
飲み会とかでいろいろな知識を持った人が集結して、いろんな情報交換が行われていそうな…!
想像するだけで楽しそう~(*^v^*)

…ですが最初、全然そういう方々のブースだって分からなくて、一番最初に目に付いた
のは売り子の女性がとっても洗練された素敵な方だったということで(笑)思わず
足が止まり、フラフラと寄っていったっていう、実に不純な動機です^^;
(注:まりもは雰囲気によく似合った素敵な恰好をされている女性に寄って行く習性があります)
そちらのブースで出展されていた本がこの『本のある部屋』というミニコミ誌でした。
確かvol.5ぐらいまであったような。
装丁とか、中身のデザインがとにかくめちゃくちゃかっこよくてそれに惹かれたのと、
色んな本が紹介してあって面白そうだったので一つ買ってみることに。
どれにしようか迷ったのですが、カフカの特集が面白そうだったので、vol.3を選びました。


『変身』をテーマに、本や漫画について色んな方が語っている本になっています。
「書店員さん、もしくは本が大好きな人たち」が作っているだけあって、文章が読みやすい!
さり気なく素敵フォントが駆使されていたり、豆知識を読みやすいようにレイアウト
してくれていて、デザインと読みやすさが共存してるところもすごいです。
どこから読んでも楽しいし、持っているだけで嬉しくなるようなつくりの本になっています。
一つのキーワードに基づいていろんな人が知識を持ち寄り、自分の好きな本について語る
というのはなかなか面白い試みだな~と思いました。
やっぱり変身といえば、カフカの例の短編小説なわけですが、カフカに関するコーナーは
やはり少し多めに割かれていて面白かったです。
「読みどころ」のページが特に分かりやすくて面白かった。
私は文学作品などにはほとんど無知な人間ですが、それでもカフカの『変身』は面白いと思います。
ラストのあの奇妙にスカッとした終わり方がもたらす寒々しさは、印象に残らざるを得ないですよね。
この「読みどころ」記事でも「主人公のことさえ考えなければハッピーエンド」と書かれてて
笑いました。 ……確かに^^;

『変身』というキーワードから見た漫画についての考察も面白かったです。
手塚治虫さん~藤子・F・不二夫さん、萩尾望都さんあたりのお話が好きな感じでした。
知らなかった本についても、いろいろと知る事が出来て嬉しかったです^^
ほかの本もあと一つぐらい買えばよかったな~! 見た感じ、分厚い本ではないのですが、
情報量はかなり多かったです。おまけでついてきた本の紹介ペーパー(ネタバレ込み)も、
私が好きな本や、気になっている作家さんのことがたまたま書かれていて嬉しかったです!

本に対する愛情とか、情熱がいっぱい詰まった素敵なミニコミ誌でした~!
またお見かけしたら、違う号の冊子をお持ち帰りしたいと思います^^


*****

…というわけで、今年の感想祭りはこれにて終了です♪♪
毎度長文をお読みいただき、ありがとうございました!!!
また次回、イベントにて素敵な作品に出会えるのを楽しみにしています~(*^∀^*)ノ


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