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この記事のみを表示する『ゆきのふるまち』の感想です♪

文芸イベント関連

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只今、雪がガンガン降ってます…!タイムリーだけどめっちゃ寒い(笑)

というわけで、前回の記事で予告しました、くまっこさま作の
『ゆきのふるまち』という本の感想をお届けしようと思います!!

***

『ゆきのふるまち』

現在まりもが絶賛参加中である、くまっこさん主催のアンソロジー企画の
元となった作品です。
雪町というところで、雪と共に暮らす可愛い女の子達のお話です。

まず、最初に受ける印象は「めっちゃ可愛い~о(>∀<)о!!」です。
くみた柑さまの綺麗なイラストと、ブルーチェック柄の表紙が素敵です。
しかも、最後まで読めば分かるのですが、このデザインにもちゃんと意味が
あったりするのがまた心憎い演出なのです…><
中表紙と奥付に描かれていた観覧車の絵も大好きです。あと、本文ページを飾る
レース柄も…!!知っていたつもりではいましたが、くまっこさんのデザイン力の
高さに、改めて惚れ惚れさせられる、クオリティの高い美しい本になってます。
しかもフォントも文章も、いつものことながらとても読みやすいのです(^∀^)ノ


…というわけで、内容のほうなのですが。
まずは作品の舞台となる、雪町、という町の持つ優しい雰囲気に癒されます。
出てくるお店やおうちの暖かな雰囲気、そこに住む人たちの優しい思いやりの
心が、ささくれ立った現代人(=私)の心に超滲み入るのであります…!
閉ざされた町のなかをゆっくりと流れる時間に浸る心地よさ。これってとても
大事ポイントですよっみなさん…!
渡る世間にささくれ立っているのは私だけではないはずですから!!

この作品は5つの掌編で構成されています。主に三人の女の子と一人の男性が
登場するのですが、それぞれのお話を読み進めるうちに彼らの個人的事情が
少しずつ分かるようになっています。
さっき書いたように、全体的に優しくゆるりとした雰囲気のお話ではあるのですが、
後半に行くにつれ、この人たちの抱えているものが色々と明らかになってきて、
最後で綺麗にまとまる構成が素晴らしいです;;
5つのお話であると同時に、ひとつの大きなお話でもあるように作られている
ところがすごく気持ちよかったです。
悲しいような、でも、優しく温かく希望を感じるラストが秀逸でした。
ささくれて汚れた現代人(=私w)の心も、洗われるようでありました;;

最後に、すこしだけごくごく個人的感想を述べますと…
基本ファンタジックな世界なんですが、蒼子ちゃんと彼氏(的存在)のお話あたりは、
とってもリアルな印象でしたw もしも友達の彼氏があんなだったら、そいつの襟首
捕まえて「おまえぶっ×××!働け!」とか暴言吐いてしまいそうです^^;
最終的に、真人間になってくれるのならそれでいいのですが…。もし蒼子ちゃんを
泣かせたら俺が、俺が許さん…っ!(…と、なぜか男気みなぎらせてしまいましたw)
あと、鱒谷さん、とっても素敵な方なので、彼にも本、もしくはそれに代わる何かを
プリーズ、プリーズですっ…香苗さん…!

…と、叫んでおきます(笑)ネタバレ&人格崩壊気味でスミマセン(汗)


サイズ的には、短いお話です。ささっと短時間で読めちゃうのですが、残るものは
大きいと思います。読むサプリ的な。そんな、切なくも心温まる物語でした。

くまっこさま、素敵な物語をありがとうございました☆☆


***

…というわけで!
雪町って素敵だな~と思いつつ読んだのですが、今回のアンソロ企画では、
この町と並行して、色んな作家さんが書かれる色んな町が登場することになってます!
私も一つの町を書かせてもらったわけですが、自分が書いた世界と同じ時間軸のどこかで、
雪町のようなところが存在するんだなぁと想像してみると、物語の世界がぐっと広がったような
気がしてとても嬉しく、楽しいです。
本当に、素敵な企画に参加させてもらってよかったなぁと思いました^^

この空想の町アンソロジー本(仮)の完成は、今年4月開催の「本の杜」合わせで発行
予定だそうです。イベントにお立ち寄りの際は、是非チェックされてみてくださいね^^

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