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この記事のみを表示する第三回文フリ大阪感想文その3

文芸イベント関連

秋も深まり、イベントラッシュな今日この頃ですが、文芸クラスタのみなさま
いかがお過ごしでしょうか…!
今日はくまっこさまの2作品についての感想をお届けします♪♪


kumakkosan.jpg
わー写真撮るの下手ですみません~;;

象印社 くまっこさま
『千古草の巫女』 『綺羅星と星屑』


今年秋の文フリ大阪で、くまっこさまのアンソロジー本2種をお預かり
したのですが、そのときに一冊ずつお願いして同梱していただくという
超裏技を駆使してゲットしました~\(^0^)/
どちらも手製本の、とってもすてきな本です。
特に千古草の巫女は、手製本とは思えない仕上がりで><
カバーの紙質とか、中表紙も綺麗なカラー印刷とか…
完全にプロの仕業ですよねこれ…(ぶるぶる)
裏表紙に使われていたお花の柄も、内容にぴったりで。
毎度毎度すごすぎですほんと…!
自分の本を製本してもらえるのなら、お願いして、お代金払って製本依頼
したいぐらいであります~><

内容についても、どちらの作品も楽しませていただきました♪
敢えて二つの本を混ぜて感想を書かせていただきます^^

くまっこさんのお話は、短編作品が多いのですが、内容のスケールが大きく、
設定がユニークで、色んな物語の可能性を感じさせられるところがすごく
好きです。
たとえば、『綺羅星と星屑』に収録された『星を渡る風待ち』という物語は、
地上の気温が高くなりすぎたため、人々は高い塔をたくさん作って、その
上で暮らし始めた、という設定なんですが、その設定だけでめちゃくちゃ
楽しい世界が広がりますよね。
風を利用して塔と塔の間を移動するとか、素敵過ぎる…!
あと、これはこれまで読んできたくまっこさんの作品全般を通して思うのですが、
登場人物がままならない何かに立ち向かうとき、それは個人対個人の闘い
ではなくて、大きな権力だったり、抗えない運命だったり。そういうものとの
対峙を描くものが多いように思います。
つまり、個人は悪とはならないんですね。 案外、対権力のようなお話を
短編で書くのは難しくて(前提となる世界観を作ったり、読者に説明するのが
まず大変だし^^;)そういうお話は長編になる事が多い気がするんですが、
そこをくどくもなく、さらっと短編で表現してくれる手腕がすごいなぁと思います。
そしてそれが、短くあくまで優しいトーンの物語の中に、深い奥行きを与えて
くれていると思います。
個人としての悪人が出てこないところは、すごくくまっこさんらしいというか、
お人柄なんだろうな~、とも思います^^
『千古草の巫女』や、短編集の表題作になっている『綺羅星と星屑』にはそう
いう長所が特によく表れているし、それはまた、私が参加させていただいた
アンソロジー本『ぼくたちのみたそらはきっとつながっている』の企画趣旨の
世界観などにも繋がっていて、個人本のみならず、くまっこさんの企画力の
高さの一因となっているような気がします。

細やかで美しく、奥深い設定の中に、静かに強く人を愛する心を持っている
登場人物の生き様が描かれていて、それが切々と心を打つんですよね…;;
毎度毎度、心が洗われる気分になります。
以前にもツイッターでちょっと呟きましたが、子供の頃に読んだちょっと昔の
日本の童話のような、寂しくて切なくて優しくて貴い、あの懐かしい感覚を
思い出させてもらえます。

どの作品も短い時間で読みきれる、だけどしみじみと胸に迫る、すてきな物語
ばかりです。
くまっこさんのサークル「象印社」さまは、直近のイベントでは、11月23日の
東京文フリにも出展されます(1階/D-11・12)ので、参加されるご予定の方は、
是非是非くまっこさんの作品をお手に取ってみられてくださいね^^

(あっ、ちなみに私の新刊本もくまっこさんのブースに置いてくれていると思います…
ついでにでも、ちらと覗いてみてくだされば幸いです…^^;)

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