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この記事のみを表示する同人誌読書感想(2018) その2

同人誌感想

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↑暗いところで撮ったらボケてしまった…すみません(>_<)


こんにちは!
秋も深まり、ご飯のおいしい季節がやってきましたね!
一年を通して基本ヘタレなまりもですが、厳しすぎる夏が終わり、
少し元気を取り戻しております。 食べ過ぎて体が重い…です…

自分の原稿に絶望したり、自分の原稿に殴られたりして
もたもたしておりましたが、感想第二弾を書きました~。
相変わらず買った時期も場所もバラバラです。


ではではどうぞ!!

**********

柳田のり子さま 『翼交わして濡るる夜は』
 
登場人物がそれぞれ真面目でまっすぐで、お互いを大切に思いあっているのに、
すれ違うもどかしさなどが丁寧に書かれていて、とても繊細な作品でした。
どの人も感情豊かなんだけど、その中で七瀬くんがすっと白鷺みたいに(※イメージです)
完璧っぽい感じがするのが印象的でした。前作では彼の主観で書かれていたから
忘れがちになってたんですが、考えてみたら、七瀬くんって心も体もイケメンだったですね!
ところで、私、この作品に出てくる熊本弁の部分のアドバイスをさせて頂いたのですが、
結構どっぷりとした熊本弁になってまして(笑)
全篇通して読んでみたら、方言はスパイスっぽく時々出てくる感じだったので、読みにくく
なっていなくてホッとしました^^; 台詞が全部熊本弁だったらちょっときつすぎたかもしれません。
もちろん単独でも読めますが、『贋オカマと他人の恋愛』の後日譚という見方もできますので、
先にそちらを読んでから読むとすごく楽しめると思います~♪
(読み終わってから、そちらも思わず読み返してしまいました)


田畑農耕地さま 『忘れえぬ生涯』

テキレボアンソロの作品を読んで面白かったのと、表紙がとても素敵だったので
入手しました。 買って損なし!! どの作品もめっちゃ面白かったです。
ストーリーはもちろんですが、文章が気持ちよくてとても好き。ブラックなオチが
多めですが、どの作品もそのブラックさに納得というか、スカッとさせてくれるところが
あり、そこがたまらないです。
テキレボのお買い物代行で入手した作品だったのですが、大阪でも田畑さまの新作を
入手できました!
楽しみに読ませていただきます~♪♪


孤伏澤つたゐさま 『海嶺谿異経』

どの作品も、作者さまにしか書けない独特の世界が広がっていてドキドキしました。
深海と宇宙、どっちかに行けるとしたらどっち? って聞かれたら、私は迷わず深海派
なんですが、この本を読むと、ますます光の届かない海の底の世界が魅力的に感じてきます。
人の手の及ばない静謐な闇の中に棲む生き物たちのミステリアスな姿や生態には、
神話のような、遠い憧れのような物語がとても似合いますね。
表紙デザインも、作品ごとにフォントを変えてあるところも、とても好きです。


葛野鹿乃子さま 『カンテラを灯す夜』

子供のころに読んだ童話のように優しく美しく懐かしい文章でありながら、
『死』にまつわるひんやりとした読後感はビターで、そのバランスがとても
いいなぁと思いました。
ひとつひとつのお話が最後の『幽か』という作品にぎゅっと収斂されていく感じが
好きです。
挿絵も、どこか懐かしいタッチがめっちゃ好き(*´ω`*)
表紙、文章、作品世界がぴたっと合って、物理的にも内容的にも美しい仕上がり
の本だな、と思いました。 こういうマッチングの妙は、紙の本ならではの
醍醐味ですね!
手元において、ひとつひとつのカンテラをゆっくり眺めたくなる作品でした。

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