猫とワタシ

Wandering Note

サイトのお知らせ&雑談中心です。

この記事のみを表示する今年を振り返って

文芸イベント関連

hiyamatanpen-omote.gif
↑画像が粗くてすみません。本物はもっとクリアなんですが…。
gif加工の時点で間違えちゃいました
(めんどくさいのでこのまま上げちゃいますね…汗)


試作品を見て、思ったより地味だったので、表紙タイトルの文字を変えてみました。
まだ若干デザインを変えるかもしれませんが、大体こんな雰囲気。
ちょっとは明るくなる、んじゃないかな。
ちなみに、裏表紙はすごく好きな感じでできていたので、このままいきます。
(自分の名前が消え入りそうな感じが…いいね…^^;)

こんにちはー!
今日はめっちゃ寒いです…ふるえる…。

気が付けば、今年もあと数日ですね。
ただいま、↑の表紙の本を再編集中でして。
やっぱり、私は試作品を作らないとダメな人みたいです…。。。
まったく仕上がりを想像できないという…_(:D」L)_
前回のブログで試作品送ります!的な募集をしてみましたが、
今後はもうやらないです…>< 
試作品の出来が悪すぎて申し訳なさ過ぎるので^^;;
今回お申し出頂いた方には文フリ京都でお会いできるので、新しいものと
交換させていただくつもりです…お会いできる方でほんと良かった><


****


ちょっと今、あんまり元気がない状態で今年を振り返るとかすると
ひどいことを書きそうなんですが、あと数日で今年も終わるので
やっぱり一応、一年を振り返っておきますね。


私が今年書いた主なものは、3つ。

zabadak曲連想創作アンソロジー『THERE'S A VISION』
『山査子、ゆれる』

冬青のあずみさんのアンソロジーに参加させていただいた作品です。
私が書いたものではあるのですが、ザバダックの『二月の丘』という曲の
イメージをふんだんに盛り込んで作った作品なので、どこか自分の作品という
気がしないです。 だれかの胸を借りて書いた感覚、というか。
今まで書いた作品のなかで、最も「ファンタジー」らしい作品のような気がします。
それにしても、一年足らずで在庫僅少とは…すごい…!!
愛されているんですね~ザバダック(;∀;)
この作品では、すごくたくさん勉強させていただきました。
すばらしい本に参加させてくださったあずみさん、得がたい貴重な体験を、
本当にありがとうございました!!

****

人形小説アンソロジー『ヒトガタリ』
『弔う火』

一年近くかけてメンバーの皆さんと色々と相談しながら進めていったこの企画。
なかなか大変でしたが、読んでくださる方にも恵まれ、ありがたくも増刷しました。
(来年京都にも持っていきます…!)

『弔う火』についてですが、こちらは色々大変でした…。難しかった。すごく。
どうやって書き終えたか、あんまり記憶がないです_(:D」L)_
気が付いたら、ああいう終わり方になっていて。。
ネタバレしないほうがいいような内容、って言われることが多いんですが、
あんまり狙ってやったわけじゃなくて、でも、よく考えてみたらああいう風に
なるべくしてなった、と思うようなラストだったような気がします…。
物語を書くのって、不思議だなと思うこと多々です…。


****


短編集『空気をソーダで割る方法』(来年1月の新刊)
『魔女の采配』

こちらは、まだ表に出していない作品なのですが、一応今年秋~冬にかけて
書いた作品なので挙げておきます。
大体、二万五千字程度の作品になりました。
この短編集には六つの作品が収められていて、すべて主人公が違います。
小学生二人、女子高生一人、大学生二人、大人一人、なんですが、
今回書き下ろした『魔女の采配』という作品は、30代の男性が主人公です。
ちなみに、6つのお話のうち、5つは男性が主人公なんですよね…。
不思議なぐらい男主人公が多い。 異性を主人公にして書く人がどのくらいの
割合でいるのか分からないんですが、このシリーズに関して言うと、私は男性目線の
ほうが書きやすいです。女性だとキャラが固定しちゃう(多分自分のやな性格が
出過ぎる)から、人物の書き分けが難しいのもあるし、自分もつらくなってくるので…笑
過去に書いた小学生~大学生の話はちょっとほんわかしたり痛かったり青春だったり
するんですが、この書き下ろし作品だけは、やたら大人テイストになってます。
(大人主人公だから当然っちゃ当然なんですが…笑)
設定がちょっと辛いかもしれません。色々あった男性と、多分色々あった(であろう)
女性の、色々あったがゆえの十年、みたいな内容です。
思えば、30代以降の男女の恋愛ものって、あんまりない気がしますし、そういう
意味でもなかなか珍しい気がしますんで、是非他の作品と一緒に読んでくださった
らうれしいです。

****

ファンタジー二つと、現代ものひとつ。どちらが好きなのかも、向いているのかも
分からないですが、書きたい内容によってジャンルを選べるほうが便利だし、
自分も飽きが来ないので、これからもどっちとは言わずにその都度選んで行けたら
いいなと思っています。

さて、来年についてですが、まずは上画像の新刊短編集とヒトガタリの頒布を、
文フリ京都(1月)とテキレボ(4月・委託)で行います。

その後についてですが、新しい計画はありますので、また企画がしっかりと固まったら
お知らせできればと思っています…!!! こちらは2017年秋の文フリ大阪での
頒布を目指した企画になっています。

あっ、書き忘れていましたが、テキレボのアンソロに参加予定の作品も骨子はほぼ
できております…!
こちらは新刊の宣伝を兼ねているので、『桧山荘』シリーズの作品になります。
女子高生が主人公です。 
ウェブでも公開されますので、またお知らせに上がりますね。


****


こうやって振り返ってみると、めいいっぱい活動できた一年でした。
来年は、学校の役員関係とか、子供の学業面のあれやこれやで日常がちょっと忙しく
なりそうでして、そして、来年前半には音楽関係の行事が若干激しめに入ってくるので、
文芸関連の計画はこれ以上は入れないつもりです(今のところは)

2017年は、創作文芸活動のひとつの分かれ目になるんじゃないか、という気がします。
ここから自分がどうしていくのか、続けるのか辞めるのかも含め、先のことは分からない
ですが、来年も、作りたいと思ったものを着実に形にできるように、暮らしとの折り合いを
つけながら、無理のない範囲で活動していけたらと思います。

そんなわけで、結局長くなってしまいましたが、一年間、このブログにお付き合いくださり
ありがとうございました。

災害も多く、世界の先行きも微妙に微妙な雲行きではありますが、みなさまのそれぞれの
日々の暮らしが、これからも明るく幸せなものとなりますように…!

来年も、どうぞよろしくおねがいします。














この記事のみを表示する試作品をお譲りできる方募集中です(そして募集終了しました)

文芸イベント関連

kuukiso-da-hyosi.gif

こんにちは!
めめ、めっちゃ寒いっすね…(ぶるぶる)

今週は、子の病気×仕事が師走モード×入稿前に編集作業が滞るの
三重苦で、ばたばたしていました…が、何とか体調も安定していたおかげで、
無事乗り越えられて良かったです><

ツイッターで、編集関係の不具合について呟いてみたら、いろんな方に
立ち止まっていただけて、本当にありがたかったです。
なぜそのファイルだけが不具合を起こすのかなど、分からない部分はまだ
あるにはあるのですが、同じような経験をされた方に色々とお話を聞けて、
すごく勉強になりました。ありがとうございます。

多分、今回の本に関しては、その「ー」という伸ばし棒を全角ダッシュ「―」で
代用した数箇所以外は、気になるところはないはず・・・はずなんですが、どうかな。
前回作った「ヒトガタリ」も、試作品を一冊作ってから本番の入稿をしたんですが、
あれこれ微調整するところがあったので、やはり一冊作ったほうが、私のような
素人には分かりよいんですよね…。でも、試作品も、ちゃんと読めるものには
なっているはずなんです。フォントを変える予定ですので、イベントには出さない
つもりですが、うちで眠らせておくのももったいないなぁ、と思ったものですから、
良かったら、試作品をどなたかにお譲りしたいなぁ、と考えています。

ありがたくもお申し出をいただけたので、募集終了させていただきました。
ありがとうございました!!




**********

内容についてですが、「肉おばちゃん」とか「電波女」とかはつらい大学生たちのバカ話です。
「girls~」は女子高生が主人公で百合風味、「我輩はセンパイである」と「空気を~」は
小学生男子が主人公で、児童書風味です。
「魔女の采配」というのは、今回の本のために書き下ろしたお話なんですが、こみいった大人の
恋愛ものという感じでしょうか。30代の男性が主人公になっています。
R18にはならない仕様にしていますが、まりもにしては珍しく、結構突っ込んだ部分まで書いています。

2010年~2016年に書いた作品を収録しました。過去に出したことのある作品は多かれ少なかれ
書き直してあります。
「肉おばちゃん~」と「電波女~」は旧版ではありますが、ウェブで読めるようにしてありますので、
よかったら、ご参考していただけたらと思います…

こちらからどうぞ!!
(↑のページに置いている「藤川ルリ」のお話は、ウェブ限定のお話ですので、本には載せていません)


…そういうわけで。
この本をイベントで初頒布するのは、

2017年1月22日、第1回文学フリマ京都

になります。

まだイベントまでには時間があるのですが、試作品についてのお知らせをしたかったので、
ブログのほうで早めの情報公開をさせていただきました。


個人誌の短編集って初めて作りましたが、多分初めてさんにも、すごく読みやすいものに
なったと思います。
どなたさまにも、お気軽に手にとっていただけたらうれしいです。

またイベントに近づいてきたら、ツイッターなどでも色々と情報を流していこうと思っています。
どうぞよろしくおねがいします!





この記事のみを表示する2017年の予定

文芸イベント関連

こんにちは!!!
寒くなってきました。季節の変わり目は体調を崩しやすいですね。
先月は、本当に家族も自分も体調が悪く、辛かったです(T_T)
(そして今もあんまり調子よくない…けど、ちょっと戻ってきたかもしれない)

みなさまはいかがお過ごしでしょうかー?

そんな中、よぼよぼになりながらも、来年に作りたい本の原稿を書いている
最中です。
今回は、楽しく書けるやつなので自分は嬉しいんですが(楽しい原稿としんどい
原稿のどっちかに必ず分かれます…)楽しいときは頭が自分の世界に行っちゃい
過ぎて、ひとりよがりなものを作ってしまいがちなので、その点ちょっと気をつけ
ないとな、と思っています。

というわけで、鋭意製作中の来年春の新刊についての予告です。

桧山荘シリーズの再録と、書下ろしを集めた短編集を作るつもりです。
今、さらっと「このシリーズ、みんな知ってるよね?w」的ノリで書きましたが、
多分あんまり知ってる人はいないと思う…(泣笑)
なので、説明します! 『桧山荘シリーズ』とは、文フリに参加し始めた2010年から
私が時々書き続けている短編シリーズのことです。毎回一話完結で、主人公を
変えて書いているので、シリーズものと気づきにくい仕様です。
(ちなみに、2015年作の『ギャラクシィ少年の社会見学記』は、このシリーズに
属する作品です)
今回載せる予定の作品のうち、もっとも古いものは2010年作・文フリ東京に
初参加したときに記念に書いた短編になります。
過去に配布終了した作品だったり、アンソロに投稿用に書いたごく短めの作品が
多いのですが、ものによっては結構大幅に直して載せると思います…。
字数の関係でミニマムに削ったけど、本当はもっといっぱい書きたかった…という
自分の夢を実現させるんだ…っ!

そして、現在取り組んでいる作品は、書き下ろしになるのですが、短編の中でも
2万字前後(まだ途中なので見込みです。もっといっちゃうかも…?)の、まあまあ
ボリュームあるものになりそうです。多分全ページのうち半分以上は、この作品が
占めちゃうかも…。
先ほど挙げた『ギャラクシィ少年~』という本を読んでくださった方なら分かって下さると
思うのですが、あの本の中で主人公の小学生二人が不審に思っていた「梅ソーダの
おじさん」と、桧山家の主、恵美さんというおばさんの馴れ初めというか、関係性を
過去にさかのぼって紐解いた作品になります。
恋愛?って言っていいのか分からない、ちょっとこみ入った事情の絡んだ恋愛もので、
梅ソーダの人が主人公です。
桧山荘のお話は基本コメディ路線なので、設定が暗くても重たくても、楽しく読める
要素は大体の作品に入っているし、書下ろしも、なるべくそういう風に読んでいただける
ように書いているつもりです。

「シリーズもの」は書く側にとって、キャラに思い入れが深くなりがちなので、いつも
よりはキャラ小説寄りになっちゃうかもですが…
とにかく、自分だけが楽しくならないよう、ストーリーをおろそかにしないように気を
つけつつ、最後までがんばります。


*************

というわけで!
予告が長くなりましたすみません^^;
来年、どんなイベントに参加するのか、分かっているものだけ挙げておきます!!!

2017年1月22日 第一回文学フリマ京都 

入金済みで、参加確定です。
できればこのイベントに新刊を並べたいです…(>_<)
「ギャラクシィ少年~」も引き続き頒布します。くまっこさんの空想のまちアンソロと
熊本応援チャリティーアンソロジー「みどり芽吹く」も置く予定です。素敵なご本ですので
是非、実物を見ていただけたら嬉しいです!!
そして、前回大阪で新刊だった人形小説アンソロジー『ヒトガタリ』も、
引き続き頒布いたします!
関西での頒布は、京都の次は9月の大阪になってしまいますので、『ヒトガタリ』のほうも、
なにとぞどうぞよろしくおねがいします。


そして関東方面では、

2017年4月1日 Text Revolutions 5 

委託参加で申し込んでいます。
こちらは現在未入金ですが(やばい汗)、なるべく早くに参加確定させてきます><
以下の3点を申し込んでいます。

①現在製作中の新刊本 
②人形小説アンソロジー『ヒトガタリ』
③『ギャラクシィ少年の社会見学記』

委託枠の埋まるスピードが異常で、新刊の詳細がまだ全然決まっていなかったのですが、
えいやっと見切り発車で申し込んじゃいました^^;
4月には何らかのものが出来上がっているので、出せるのは確実だとは思うのですが、
価格とかの設定を今からしなきゃならないのが…厳しかった…。 
色々未定なことが多すぎて。
まだ未入金なので大きなことは言えないですが、また確定したらツイッターででも
呟きますね^^;

テキレボさんに参加するとしたら、アンソロにも参加したいなーと考えているのですが、
余裕が…余裕がなくて_(:D」L)_
テーマ『嘘』なんですよね…。いいテーマだ。みなさんの作品、楽しみです。
私も何か書けそうだったら投稿します…_(:D」L)_


というわけで、この二つのイベントの後に参加しようと考えているのは、文フリ大阪です。
それ以外で参加するとしたら…可能なら、文フリ東京…(秋)とか、行きたいなぁ…。
そろそろまた東京にも遊びに行きたい気分ですが…一年先のことは、どうなるか
全然分からないです><

とにかく今年の残りは、新刊製作に費やそうと思います…
無事、平和な年末を迎えられますように…(がくがくぶるぶる)


ではでは、長文お読みいただき、ありがとうございました!!!
寒い時節柄、みなさまも温かくしてお過ごしくださいませー(*^v^*)ノ










この記事のみを表示する『ヒトガタリ』&『THERE'S A VISION』感想祭り!!

文芸イベント関連

こんにちは!!
もうすぐ10月の三連休が迫ってきましたね…(わくわくそわそわ)
みなさまご準備はよろしいでしょうか…!!!

そう、連休初日の10月8日(土)といえば、文芸クラスタ界隈の秋のお楽しみ、
第4回テキレボ(Text-Revolutions)が開催される日じゃないですかー!!!!
キャー!!!!!!ドンドンパフパフ!!!!!!!

ツイッターでの事前盛り上がりが毎度すごいことになるこのお祭りイベントに、
私が参加している本も連れて行っていただけるので、過去にも色々と
呟いてはいるのですが、今日は少しつっこんだご紹介をさせていただきますー!

hitogatari.jpg

D-18 柳屋文芸堂さまにて頒布されます、人形小説アンソロジー『ヒトガタリ』。
先日、文学フリマ大阪&本の杜で初お目見えとなった本ですが、とてもありがたい
ご感想を複数頂いています。こんなに早くに読んでいただけて、反応いただけるとは
思っていなかったので、すごくうれしいです;; ありがとうございます。
そのなかの一つ、灰青のナギノさんから頂いたご感想は、テキレボの感想リストにも
上げて頂いていましたので、読んでいただけたら、とても参考になると思います。
ナギノさんにはすごく丁寧に読んでいただき、ほんとにもう、感謝しかありません(;∀;)

こちら←から、ぜひごらんください!!

そして、私個人の感想をちゃんと書けていなかったので、この機会に少し…。


杉背よいさま 『シンギング・オブ・粉骨』

V系バンドのミュージシャンであるハスミは、神様から遣わされた紳士人形「藤井」に
ある「契約」をもちかけられるが… というあらすじなんですが。
よい塩梅にプレーンで無駄のない文体がさらーっとやってきて、とても心地よく
お話に入っていける作品です。私は杉背さんの肩肘張ってない文章がほんとに
大好きで…!!
トップバッターにぴったりや…!!
シンプルなのに、どこか哀愁があったり、何気ない行動やしぐさにおかしみが
あったりする杉背さん作品の独特の味わいが存分に楽しめる作品になっています。
神様が…神様なのに(笑)というところがね…好きですほんとに…!
ハスミは考えます。
なぜ歌うのか。 聴いてもらうため? 売れるため? 
では、売れた先には、一体何が待っているのか。
力が抜けているように見えて、実はすごく熱いものを秘めた内容です。
紳士人形の藤井さんが静かに熱くて、すごい。もうラストはジーンとします;;
創作をされている方なら特に、このラストはぐっとくるはず!!
ぜひ一緒に胸を熱くしましょう…!!!



柳田のり子さま 『別世界』

これはね…一行目からいろんなものをぶっ壊しにかかってくる内容ですね!!!
完成度半端ない作品です。今まで柳田さん作品を読んだことがある方にも、
この作品は新境地だと思うので、ぜひ読んでいただきたいです…!!!!

柳田さんの作品の面白いところは、強い理性と激しい感情の共存だと
勝手に思っているのですが、この作品にもそういう面は備わっていると思います。
そのコラボがSFと組み合わさるとこんなすごい化学変化を起こすのかー!!!
ってびっくりしました。
作品の構成自体に、そういう理性と感情がプログラムされているっていうか、
それ自体が物語を動かしているような感じがして、柳田さんの個性とぴったりハマった
奇跡みたいな作品だと思います。
クレマチスの台詞とか、考え方とか、たぶんぶっ飛んでるとも言えるんだけど、
とても自然に書かれていて、まったく違和感がなく、そこがすごく面白い。
荒唐無稽のようでいて、ぜんぜんそんなことないと思えるリアルさも兼ね備えて
います。結構なトンデモワード頻出の作品なんだけど、あるかも…って思える
ところが、いやはや、恐るべしです。
柳田さんにはまた、こういう方向の作品も書いて欲しいです~!!


匹津なのりさま 『繭子さんも私も』

着付け教室のマネキン人形にひそかに名前をつけているワケあり女子、麦子さんと、
そんな彼女の元に時々現れるなぞめいた女の子、「繭子」さんの交流のお話です。
とても細やかな筆致で進む物語です。麦子さんの目線でのんびり進む物語が、
あるときだんだん過去のあれやこれやに向けられて、繭子さんとの交流の過程で、
過去のつらさ悲しみと向き合っていく様子が、とても丁寧に描かれています。
『ヒトガタリ』に載せられている他の3作品は、どっちかといえばダイナミックな
展開で読ませるものになっているのですが、なのりさんの作品は本当に繊細に、
静かな流れの中で進む物語です。こういう作品がヒトガタリの中に加わってくれて、
本当に良かったと思います。
みなさまにはぜひ、麦子さんの気持ちに寄り添って、繭子さんのエキセントリックな
雰囲気にくすっとしたり、ちょっとどきっとしたり、また、女子の間の微妙な関係などに
思いを馳せてみたりしていただけたらと思います。
そして読み終わったときの、あの不思議に満たされたような気持ちを、ぜひ味わっていただ
けたらと思います^^


…で、最後に載っているのが、まりもが書いた『弔う火』になります。
何人かの方に「あまりネタばれなしの方向で読んだほうがいい」的なお言葉を頂けたので、
たぶんもう何も言わないほうがいいんだと思います(笑) 
ぜひ事前情報なし、まっさらな状態で読んでやってください。
ちなみにこの作品、本当に一時期ボツになりかけてですね…。。完成できるのか謎な
期間が結構長かったのでハラハラしました。。無事に完成できてほんとに良かったです…。




で、もうひとつご紹介です!!!

zababook.jpg

F-4 冬青さまにて頒布されます『THERE’S A VISION』です。

↑の写真、すごいでしょ!!??CDの列に超なじんでます…!!!
一番手前のやつですよ…!!!擬態感半端ないです(笑)

ザバダックというアーティストさまの楽曲からイメージした非公式アンソロジー
ではあるのですが、特に曲を知らなくても、十分楽しめる本です。
幻想的・美しくも不穏、そんなワードにピンと来る方に、絶対的にプッシュします。

こちらの作品についても過去に時々呟いたりしていたのですが、個別の
作品についての感想などは書いていなかったので、この機会に書いておきますー^^


大所帯なので、一言ずつぐらいしか書けませんが…すみません><


ネムカケスさま『サンタ・サングレ』(短歌+詩)

ダイナミックな自然と時の繋がりが、力強い言葉に乗って動き出す感じが…!
ぬおおおー見事に『サンタ・サングレ』だなぁっと…!!!(;∀;)
ほんと好きです、この感じ!!!


まくらさま『冬の海』(イラスト)

すごい。手が…手がああああああああああああああああああ(悶絶)
ごめんなさい白状します。
実は手ふぇちなんですごめんなさい(まじぱないっす…このおてて…)


西乃まりも『山査子、ゆれる』(小説)

まりもの参加作品です。『二月の丘』という曲をモチーフにしています。
村に時々現れる『泉のほとりの子』と、彼を愛した姉が引き起こす事件の
顛末を、妹の視点から描いたお話になっています。
あずみさんにご協力いただきがんばって書いたので…よろしければ
読んだってくださいませ…!!!


堺屋皆人さま『いのちの記憶』(イラスト)

すごい、綺麗…!!ミュシャの雰囲気がして、とてもすてきです。
流れるような線が美しい(;∀;)
そしてなんとなく私の作品のすぐ後ろにいてくださってうれしかったりします…
(自分の書いた作品の姉妹のイメージに近い感じがしたので)


桜沢麗奈さま『休まない翼』(小説)

可愛い!!!!!全体的にふわんとしていてとても可愛い!!!!!!
『休まない翼』は、爽快で明るくて、私の中ではどこまでも広がる青い空を
見上げるようなイメージの曲なんですが、そういうポジティブで優しい、
未来への希望が素直に表現された、やさしく愛らしい物語でした(*^v^*)


柳川麻衣さま『飛ぶ夢をみたことがない』(小説)

これはまた…!!
柳川さんの作品は天使アンソロ『el.』で読ませていただいたことが
あるのですが、独特の個性をお持ちの作家さんだなぁと思います。
『飛行夢/そら とぶ ゆめ』は、すごく音の流れが独特で、奇妙な浮遊感のある
作品なのですが、そういう曲の特性が作品の中で見事に生かされていて、
とてもすばらしかったです。
男性同士のお話なのでしょうが、なんとなく中性的に書かれているところも、
この曲の不確定な要素が表れているような気がして、面白かったです。


あずみさま『グラス・フォレスト・グラス』(小説)

あずみさんの作品は、ほんと重厚なファンタジーという感じでした。
ファンタジーなんですけど、描写がリアルなので、時代小説という雰囲気にも
感じてしまうぐらいです。
「グラス・フォレスト」…ガラスでできた森、ではなく、森の中を転々としながら
ガラスで生計を立てる一族のお話です。
私、このお話がすごく好きでですね…落ち着いた筆致とか、物語の展開とか、
キャラクターとか。静かな中にも、強い情熱とか、やるせなさとか悲しみとかが
いっぱい秘められていて。
すばらしい作品ですので、たくさんのかたに読んでいただきたいです、ほんとに。


白豆さま『点灯夫』(イラスト)

白豆さまの絵はとても大好きで…絵のトーンとか、構図とか、すごいです、ほんと。
隠れファンです(笑)
可愛いけれど、どこかに不気味が潜んでいたりするところとか、カラー絵の場合は
色合いもめちゃくちゃ好きで。
私、元曲はわからなかったんですが、この絵もとても素敵でした。
たくさんの人に見て…ほしいです…!!


灯屋駆舞さま『空ノ色』(イラスト)

ザバダックらしい雰囲気の、素敵なイラストです。
いろんな要素がたくさん詰め込まれていてすごい…!!
こちらも、元曲知らなかったんですが、(すみません^^;)絵をすみずみまで
見ていたら、それだけでいろんなイメージが湧いてきます。
そしてこちらも素敵なおててが(以下略)


穂崎円さま『橋を渡る』(連作短歌)

『五つの橋』モチーフの連作短歌!!!!!
この曲は連作短歌で正解!!!って思いました。
一つ一つの弦を爪弾くように、ひとつひとつの短歌がぽろんぽろんと
音を奏でるような印象で…!! すごく曲のイメージとぴったりと来て、
作品から、五つの橋のイメージがすごく鮮明に伝わってきました。
短歌はあまりわからないんですが、韻やリズムにこだわりがある
ものでしょうから、音楽と相性がいいのかもしれませんね。


白鴇さま『第四パレット』(漫画)

『ポーランド』が元曲ということで…!!
インスト曲なので、いろんな解釈が出来ると思いますが
国の名前がタイトルに来ているのもあってか、フォークロア色が強い
感じはありますよね!!開放的な作風が、元曲のイントロのところで
古い扉が軋みながら開くイメージと重なって、とても印象深かったです。


山口瑛未さま(表紙/artwork)

表紙がすごく…すごくすばらしいです(泣)
私が書かなくてもみなさんお分かりだと思うのですが。
中のほうも、すごいんですよ…!現物みてくださればわかるので、
ぜひあずみさんのスペースで、現物をお手にとって見られてくださいね。


というわけで!!!
駆け足の感想になってしまいましたが、それでもかなりの長文に^^;;
読んでくださりありがとうございました!!!!


どちらの作品も10月8日、浅草で開催される第四回テキレボで入手できますので、
ご興味を持ってくださった方は、ぜひ足をお運びになってくださいねー!!!
どうぞよろしくお願いします。


当日、遠方からご参加される方は特にお忙しいでしょうけど、みなさまが楽しいひと時を
すごすことができますように…!!
イベントのご盛況をお祈りしています♪♪





この記事のみを表示する第四回文学フリマ大阪で入手した本①

文芸イベント関連

感想2016-1
 
こんにちは!!!

前回書いたPC不具合についてですが、詳しい人に話を聞いたら、ブログやツイッターに
ついては特に問題ないとのことでしたので、少しホッとしているところです。 
パソコンの成り立ちとか仕組みについてまったくよく分からないので、不具合が出るとどうして
いいか分からず、一切やらない、という選択肢しかできなくて辛かった……です^^;

色々教えてもらい、少し様子が分かったので、これからまたツイッターにもぼちぼち顔を出して
いこうと思っています。


*************


前置きが長くなっちゃってすみません。

今回文フリ大阪で入手した本についての感想を、以下に記しておきますー!!
もうすぐテキレボですが、今回ご紹介する本はどれも、テキレボで入手できるはずです。
(確認できてないですが、多分。違っていたらスミマセン^^;)
写真を見てくださればお分かりかと思うのですが、どれも本当に本自体のクオリティが
高くてびっくりします。。。。同人作家さんのの製本技術・デザインセンスのレベルってどこまで
上がっていくのでしょうか…_:(´ཀ`」 ∠):_
私のような、昔ながらの素朴な本を作る人にも、同人で活躍できる枠は残して
おいていただけたら…(((>_<)))と、不安にすら感じるほどの、この美しい本の数々。
内容も、どれもとても面白く、しっかりとした何かを残してくれる作品ばかりです。

今回は10/8開催の第四回テキレボに参加される方の参考になるようにと、テキレボ参加者さまの
作品を挙げてみました。

以下に、個別の作品の紹介&感想を記しておきます^^


**************


冬青 
あずみさま著

『消滅可能性私達』

あずみさんが最近作られた作品は、お仕事のものも含め大体読んでいる
(多分)のですが、私がこれまでに読んだどの本よりも一番「純文学」って
言葉がぴったりな作品集だな、と思いました。
世代的、社会的な問題(特徴?)に、繊細で傷みやすい感性を乗せた作品が、
息苦しくなるほどのリアルさを持って心に刺さりました。

たった数年、自分よりも後に生まれた人たちは、私のような(最後ののん気世代w)と
こうも違うのか…と、色んなことを考えさせられました。
私の若い頃は、もっとずっと気楽だったというか、世の中そんなに悪くない、
待っている未来は明るいはず、と思っていました。
時代の変化とは、自分が思う以上に、あらゆるもの…
その時代を生きる人の感情にまで大きな影響を及ぼすものなのかもしれません。

あとこれは、ごく個人的な話で恐縮なのですが、最後の作品の舞台が桑名だったのが
嬉しかったです。
あずみさんが東海地方から突然引っ越して行かれて寂しいなーと思っていたので、
桑名の思い出に…と、この作品を書いてくれてなんだかじーんとしてしまいました(;v;) 

あずみさんの作品はどれもオススメなので、今更言うまでもありませんが、こちらも当然
オススメです。 短くて濃いお話がぎゅっと詰まっていて、手に取りやすいお値段なので、
初めてあずみさんの作品を読まれる方がいらっしゃいましたら、この機会に是非どうぞです!!


灰青 
凪野基さま著

『ヴェイパートレイル』

色んなジャンルの短編が収められた作品集です。
どの作品も描写が美しくて、すごく面白かったです。
ひとつめの作品は、私の好きなものばかりで作られていてめっちゃ好みでしたし、
二つ目はSF作品の設定とか世界観の構築の仕方とか、すごいなぁと感動、
三つめの作品はルイが好みでした(笑)あらゆるツボを押さえているキャラすぎて…
完璧すぎやしませんか…あっ内容も好きですよ…!珍しくキャラ萌えしてしまった
のでつい…^^;
四つ目の作品は…ニンゲンもみんなの仲間に入れてもらえるように地球を大事に
しようって思いました…><
ふんわりかわいいテイストだけど、テーマ的にはちょっとシリアスなような。
私もよくこういうことを考えるので、とても共感できるお話でした。

ナギノさんご自身も、最初に読むならこの作品集をオススメしますって
おっしゃっていらっしゃいましたけど、本当に素敵な内容の短編集なので、
この本は初めてさんに一押しだと思います。
私もナギノさんの作品とはこれが初めましての人だったのですが、次はまた、
違う作品を読ませていただこうと思っています^^



7's Library 
なな様編
北陸アンソロジー『ホクリクマンダラ』

福井・石川・富山を題材にしたアンソロジー本です。
ごめんなさい、まだ全部読めていないのですが、言わせてください。
装丁がめっちゃ美しく、まずそこに感動。デザインがかっこよくて、
且つ読みやすいつくりです。こりゃ完全にプロの仕業や…!!!
内容も、私が読了した作品はどれも面白かったです。
どちらかというとしっとりとした、静かで趣のある作品が多い印象かな。
これは多分、北陸という土地が持つ雰囲気そのものなのかもしれない…。
静かで、だけど風景を見ているとじわじわと残る味があって、気が付くと
その味が忘れられなくなっているような。そんな物語が多いような気がしました。
こうやって北陸というテーマで書かれたものを集めてみると、本当に
その土地の印象というものが浮かんでくるんだな、ということが実感できて
すごいもんだなー!と思いました。
私は北陸には数えるほどしか行ったことがないので、この本から得た自分なりの
北陸的イメージが正解なのかどうか分からないのですが…。
確かめるために、実際に足を運んでみたいです^^
これから未読の作品も読みつつ、北陸のイメージと親しんでいけたらと思います。

(あっ、ホクリクマンダラを読んで、他地域のアンソロも読んでみたいなー!
なんて思いました。文フリの地方拡大とセットで、郷土に根付いた文学が盛んに
なっていけばいいなぁ!)


SiestaWeb 
桂瀬衣緒さま著

『城ノ内探偵事務所』

すごく素敵な絵描きさんと組んで書かれているので、前々からずっと気になって
いたのですが、面白かったです…!!一気読みしちゃいましたw
これは…何と言うか、あかりちゃんと城ノ内さんの関係を愛でるお話ですね!!!!!!
あかりちゃんが緊張すると私も緊張し、ブチ切れるとちょっと安心し(?)、元気がないと
心配し、解決すると良かったーと安堵する、みたいな、あかりちゃんのようであり、
同時にあかりちゃんのおかんのような気持ちになってドキドキワクワクそわそわ、
うふふwwとなりながら楽しく読ませていただきましたー!!二人の関係性に上下の
格差があるようでないところが好きです。
2巻3巻と続くシリーズものなんですが、こっから一体どんな展開が!!????って
なってます。次の機会には、2巻目を読ませていただきたいです…!!!


こんぽた。
世津路章さま著

『報酬系の使途たる彼女等』

世津路さんの作品は、これ以外にも色々と読んでいて、どれもそれぞれ素晴らしくて
私の中で世津路さんは文芸同人界のキングオブエンタメ作家さまなんですが、今回は
特に、この作品集を推させていただきたい…!!!!!!!!
いやこれほんと、めっちゃ良かったです。R15なんで、かなり残酷な描写の作品
ばかりになっていますし、テーマがテーマなので、最後は推して知るべしみたいな
結末が待ち受けているんですが、どの作品もほんとに読ませるし、ホラーだし、悲しくて
人間臭くて…。劣等感とか欲望とか執着とか、そういうものがエンタメの波にくるまれて
ドッパーン!!!と貴方に襲いかかってきますよ、ドッパーンと!!!!!!!!
…すみません。推したい気持ちが強いと語彙が段々擬音化していくるんですよね…^^;;
不条理、なのかもしれないけど、なんだろう、主人公の心理描写がとても丁寧なので、
どっちかといえば因果応報、というようにも読める気もします。
そして因果応報、なんだけど、その輪から抜け出せない悲しさを慈しむような気持ちにも
なってくるから不思議です。
残酷描写ぜんぜん大丈夫よ、という方にはほんとにオススメします。
イラストもめっちゃ美しく、気合いの入りまくった装丁も、一見の価値アリです♪♪


…というわけでっ!!!!

どれもほんとに面白く、苦もなく読めるオススメ本ばかりなので、イベント会場で見かけたら、
是非見本誌をお手に取ってご覧になってみてくださいね。
他にも文フリ大阪では、色々と本を買っています。
またおいおい、読了後にでも、ご紹介や感想などをアップしていけたらと思っています~^^